パメラのタロット遍歴
タロット占い師さんは、一つのタロットをずーーっと長く使いたいタイプと、何種類かのカードを持って使い分けるタイプがいるようです。私は一つのタロットをずっと使いたいタイプなのですが。
22枚しか揃っていなくて買い足したり、使わなくなったと頂いたり、、タロットの意味を探っているうちに、どんどん手持ちのカードが増えていってしまいました。
ウエイト版が主ですが、ちょっと、ご紹介をしてみたいと思います。
絵柄を見て、楽しんでくださいね。
アンサタ タロット
これは、私が一番初めにもったカード。
「ANSTA アンサタ タロット」 です。
どうしてこのカードを私が持っているのか?思い出せませんが、やはりどこかで買ったのだろうと思います。
現在はスイスのミュラー社が出版しています。22枚のみ。
占星術マークと、エジプト風のデザインが魅力です。
この、幻想的で個性的な作風がすごく気にいっていて、一時期はこればかりを使っていましたが、なにせ22枚しかないという事で断念 ><これを超えるカードは、もう現れないだろうと思っています。
現在も大切に書棚に保管してあるカードです。
カルマタロット
次に、売店の女の人に、「このカードは、人のカルマをズバリと表わします!」 などと、紹介された買ってしまった、 「KARMA カルマ タロット」 そのまんまですね。かなり大判。手のひらサイズです。
早速、取り出してみるとライダー版からかけ離れている独創的なイメージにハッ!とさせられます・・。
たとえば、カップの4は、贅沢や飽食、快楽、飽きを示すのですが、画像下の右のカップ4は、いかにもけだるーい、カップの4らしいイメージが書かれているのがわかりますか。
男性と女性が抱き合っていて、緑色の裸の女性が、男性を挑発しています。
中心に一人、葛藤に悩む男性が出ていて、一抹の寂しさをかもし出している・・と、いう風に、とても良く出来ていると思います。
さらに、
コインの9の基本的な意味は、「物質的な豊かさ」や「目標の達成」です。
カルマタロットのコインの9は、道のりまでの距離を電卓をもって計算している女性が克明に描かれています。
こちらのカードは、過去、しばらく頑張って使っていましたが、だんだん疲れてきて断念する事になりました。
イーチンタロット
20代の後半に東洋占術に興味を持ち始め、それに合わせましょうと、何の気なしに買った 「I CHING イーチンタロット」も持っています。
I CHING
カードは、全部で64枚。 8×8で易そのまんま。
思い切りの良い水墨画と哲学的タッチが魅力です。上から、天風コウ、地沢臨、山風コ。下は、水天需、火山旅、天水訟となっています。
天風コウは、なんだか、煩悩を滅却している図ですよね。
なんでも、普通に一枚ひいて卦を出しても良いですし、ケルト十字を作っても卦を読んでいくのも良いみたいです。ただ、このカード。
使い始めると、爻辞はどうするのだか、大成卦の意味は?
と考え込んでしまい、結局、使い方が良くわからず、今のところ易はサイコロ使った方が良い気になっています。
ブルーゲルタロット
ちょっと前、ちょっとコレはステキ・・・かも。と、いうカードを、ネットで見つけましてしばらく考えていたのですが、結局取り寄せることにしました。
イタリアのLo Scarabeo社から出している、画家ブルーゲルさんの、「BRUEGEL ブルーゲル タロット」です。 取り寄せて早速カードを眺めてみますと、中世のイタリアがモチーフになっていて、いかにもクラシカルな雰囲気にあふれていました。
しかも、画家だけあって、すごく絵が上手!
農村の一般庶民がテーマの作品ですが、平凡な日常生活の中にタロットシンボルが溶け込んでおります。
ただ、一般の人が、微妙~にタロット的世界に引き込まれる様は、はっきり言って、どうにもならないほど、不気味かも・・しれません。
Ⅲの女帝のカードが上から三番目にありますので、見ていただきたいのですが、これが女帝?と思わせるような、質素で人相的にも貧相な女性が登場します。
バックに、妊娠中の女性が二人。
左側の隅に、かいがいしく子供の世話をしている老女の姿もあり、大人になっても子供は手がかかるものかな、とある意味で皮肉というか、いかにも現代に通じる、現実味のあるタロットでした ^^まだ、カードを使ってはいないのですが、のちのち試してみようかな、と考えています。
トートタロット
しばらく使っているカードは、魔術師クロウリーが製作した「THOTH TARO トートタロット」
トート版です。
デザインが派手でサイケデリック。綺麗!と、いう事でかなり気にいりました。ただ、この、トートカード。
魔術結社に所属していたクロウリーの独自の理論から成り立っていますから、ちょっと普通には使いにくいカードかも知れませんね^^
カード自体に、惑星や星座やへブライ文字が書いてあり、意味深です。ちょっと、専門的な話になりますけど、生命の木とは、ユダヤ教のカバラ神秘主義の教えで、左図のちょうど木のような形になっている図形です。魔術結社は、タロットを生命の木に対応させていますので、トートカードも一枚一枚が対応されています。
問題は、カードに書かれている惑星のマークや、象徴と一致しないというところですね。トートの書を読んでも、神話とからめて理解が難しい面があり、これはどういう事なのかと疑問を持っていたのですが・・・
その他にも、アクエリアス、エジプシャンタロットなどを持っていますが、最近は、良くポピュラーな、マルセイユ版、ウエイト版を使うようになりました。
他のカードに比べて、シンボルの数が少なく、すっごくシンプルなイラストですが。
超個性的なカード群の中において、あんがい貴重な存在かもしれないな、と思うようにもなりました。
初期のアンサタタロットのような、しっくり行くカードがありましたら、機会がある時に手に入れたいな、という気持ちはあります。
すごく面白いタロットカード
ずっっと、ずっと。心にひっかかっていて、欲しいなぁ・・と、思っていたカード。ニュービジョンタロットです。
ふつうの「ライダー・スミス ウエイト版」の、カードの裏が描かれているんですね・・
面白くてあっという間に全部見てしまいました 作者は何を思って描いたのか?
そのへん謎なのですが、良くカードを勉強している方だろうなぁ・・とは、想像がつきます。
ちょっとご紹介です。
カードにますます愛着がわきます。
このカードは鑑賞用に大切に保管しておこうと思います。
それではパメラのタロット遍歴でした。