東洋七術学― 専門占術と、補足占術、補充占術について
命、ト、相、医、山について
占いの世界では、ひとつの占いを習得して活用するには一生かかるとされています。
暇な時にやっているのではなくて、一生懸命やっていて一生ということです。
そんな今どき、ストイックな!と、思われるかもしれませんが、それくらい、占いは奥が深いのです。
ですから、勉強する占いを決める時は「これ!」と、自分が一番ほれ込むことが出来る術を選びます。
どんな占いでもかまいませんから、好きなもの!惹かれるもの!です。
先の七術から、周易、人相、風水、方位、四柱推命、六壬、カード、スピリチュアル・・
この好きな占いのことを、その方の「専門占術」と言います。
深めれば深めるほど、専門占術だけで、命(その人の宿命、テーマ)、ト(吉凶)、相(術形)が、同時にわかるようになり、しだいに山(気)に入り、当たるようになります。
専門占術は、ライフスタイルとして独自に研究していくようになります。
時間がたつにつれ、占い&術者の関係性は、あたかも、愛でている、我が物のような。同一性を持ちはじめ、アイディンティーティーにも関わってくるようです。
プラスα、もっと開運させる、健康問題を良くしたい!とか。
知的な好奇心にかられる場合もありますし、人事百般、天災生死を、任されて担うような場面になりますと、今度は、補充する術も加えていくようになります。
命、卜、相、方、医、山、から、より正確にわかるもの、哲学ボーンの深いものとか、開運に強いものを、セレクトしていくのです。
充実させる為の、その人が使える占術を「補充占術」あるいは、代替占術と言って、もともとの専門に加えて、他の術を加えて完成度をあげていきます。
先に書きました、五術、七術は、補充占術候補の一覧表でもあり、補充占術も、内容は、専門占術と全く同じな訳ですから、覚えるのは結構大変なはずです。
ただ、人間社会の人事百般に対応していく為に、いくつかの術を使うことは大切ですし、専門占術の完成度を上げることに繋がります。