仙道五術についてのコラムです。命、ト、相、医、山について。東洋占術パメラの館

東洋の七つの視点について

東洋占術は七つの視点があります。
命(めい)、ト(ぼく)、相(そう)、方(ほう)、医(い)、山(さん)、仁(じん)
命術、卜術、相術、方鑑術、東洋医学、山道、仁道 のことです。
占術の種類、習得段階においての便宜的な位置づけで、占術について説明する時に使います。

内容は、

1・命
命とは命術を指します。前述 命術(めいじゅつ)について

2・ト
トとは卜術全般をさします。前述 ト術(ぼくじゅつ)について

3・相
相とは、相術全般をさします。前術 相術(そうじゅつ)について

4・方
方とは、方鑑図を使って、陰陽五行、八卦、天体や虚星などの記号を使って、方位、個人及び形状の寿夭吉凶富貧成敗を計る占術です。
気学、奇門遁甲、風水など。

風水羅盤、気学方位盤、奇門遁甲盤







5・医(い)
術の理論を使って心身の健全について言及し、東洋医学、中医学と源流が同じく、五行、十干、易卦を使いながら、病原をみきわめて、根源的な代替医療を行うこと。
現在使われている代表的な術は、漢方、鍼灸、整体など。
占術記号の類型化されたものが医とされていますが、病に関わることを軽減させることを言えば、傾聴、ユナニ、カイログラフィック、ホメオパシー、気を扱うヒーリングも医の種類だと言えます。

6・山(さん)
山とは、 占いを学ぶ人が、五感以上の感覚を研ぎ澄まして、超自然的な力、現象、気の神髄にいたること。心身の健康を保ってバランスを取り、それらを生活に取り入れて恩恵を得ること。
占術は、よく覚えて上手に当てられるようになってきますと、だんだんと「理論」を超えたことが分かってくるようになり、当てるという次元を超えて、その人のことが良くわかるようになります。

7・仁(じん)
四書五経の論語の中で、孔子は頻繁に仁という言葉を使っています。
「仁」には実態がなく、天から望まれ、地が治まると思われる人の理想像で、その時、その場で臨機応変に語られました。
占術は、もともと天、神、もしくは自然が、不幸を軽減して出来るだけ幸せになるように、また、人を良い方向に導いて救っていくことが出来るように与えたものですから、それを扱う側の人も、それなりの慈悲、正義、知恵、向上心、信仰心を持つべきです。
たとえば、占術を勉強しているのに、人に意地悪をしたり、自分の利益だけで行動するとか、矛盾した事をしている人はしっぺ返しも大きくなります。
ルールを守って自他共に繁栄しましょう、と、いう意味で仁とします。



命、卜、相を生活に上手にとりいれてみましょう。
風水や気学は、とても取り入れやすい占いだと思います。

しかし、占いを知っていても、山に入っていなければ、何となく当たっていると感じられるだけで、現実が動いていかないものです。
また、山の心得があっても、仁がなければ、人心に届かず、人を救うことならずとなります。

↑ PAGE TOP