仙道五術についてのコラムです。命、ト、相、医、山について。東洋占術パメラの館

命の占いについて 宿命を占う大型占術

命の占いは、その人の生まれ持った性質とか才能、宿命を知る占いです。
いろいろとあります。
四柱推命、宿曜術、紫微斗数、西洋占星術、数秘術、姓名判断、算命学、河洛理数、七星四余・・・
その中で代表的なものを書いてみます。

四柱推命



生年月日と生まれた時間を元にしてその人の生まれた年、月、日と生まれた時間をもって、その四つの干支である「命式」を出してから占います。
子平(しへい)あるいは八字(はちじ パーツー)と言われています。
この占いは、アジアの信心深い人たちからは大変恐れられている占いです。なぜ恐れられているかといいますと、人の宿命をズバリと指摘するしまし、大変に的中率が高い占いだからです。
神殺、通変星、陰陽五行、用神を生年月日から割り出して複合的に占っていきます。

この占いは占術者によって鑑定結果に相当な開きがでます。
占い師によって、鑑定結果が違いますし、真逆になることさえあります。
とにかく熟練が必要なのですね。
ずーっと勉強をしている人でもコツとセンスがなければこなさせない、超難解な占術です。

算命学も、四柱推命の一部

算命学(さんめいがく)と読みます。
漢字文化圏では干支術のことを算命と呼ぶことが多いのですが、それは四柱推命を指しているのに対して、日本の算命学は昭和から始まっていて高尾義政氏が創始の占術です。

算命学の特徴は、子平が、年、月、日、時で生まれた時間まで入れて占いをするのに対して、年、月、日の三つの干支で鑑定するのが特徴です。
四柱推命の神殺のひとつである空亡を(12年に2度巡る干支)を天中殺と名付け、その天中殺がめぐる時期の二年間は運命が非常に悪くなってしまったり変動があるとしました。

30年ほど前、一躍「天冲殺」の名前で有名になった人で和泉宗章という人がいました。ベストセラーを生み出した彼は一躍時の人となり、鑑定所をもって占いもしていましたが「占いは当たらない」といい出し、一切の占いをやめると宣言してしまいました。
その後、細木数子さんが天中殺をわかりやすく使った六星占術の本を出しました。

日本の算数学の特徴は、天中殺を使って、空亡が運の要として占っていく方法で、空亡を非常に悪い時期としてとらえるのが特徴で、六星占術や0学の源流となっています。

紫微斗数


紫微斗数は、生まれた生年月日をと時間もちいて12宮にわかれた「命盤」を作成して、星を割り振って占う占いです。


その人の性質、容姿、六親との関係などの運勢の傾向を詳細に占っていくものです。
命盤を出す手順が面倒なのと、星の種類と性質を把握するのが大変であるが、一度作った命盤は一生使えるし、容姿や、性格などは星によってはっきりでるのがとても面白い。原書によると108の星があり、主要な14の星を算出し十二支に当てはめてホロスコープを読むように直感的に占っていくのが特徴。


西洋占星術

西洋の命術は、ホロスコープでしょうか。
西洋占星術は、12星座の、星占いとしてとても親しまれている占いです。
皆さん、ご自分が「何座」かご存知でしょう。
本格的な西洋占星術は、太陽の星座の他に、木星、火星、金星、土星、海王星などの星の座標も書き込んで、ホロスコープを作ります。
自分が生まれた時の宇宙全体の天体を再現して占います。






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