仙道五術についてのコラムです。命、ト、相、医、山について。東洋占術パメラの館

仙道五術、五術とは

命、ト、相、医、山について

占いの世界では、五術、あるいは、仙道五術という言葉があります。
五術とは、仙人=術を使う者、神通力を持った者=占術者、占い師のことです。

五術を使う人達が、習得していると望ましいとされる、占術分類です。
1960年代に、張耀文氏が初めて日本に伝えた占術論で、それまでの日本には、人相ならば人相、方位ならば方位、推命ならば推命と、それぞれの専門家がいて、その占術理論からなる教えや流派がありました。

もちろん、安倍晴明にしろ、人相の水野南北、姓名判断の熊崎健翁も、専門分野の1つの占術だけを深めていた訳ではなく、いくつかの術を使って、運の法則を解き明かしていた訳ですが、それを大変にわかりやすい形で日本に輸入されせてきたのが、五術です。

わたしの知人に中国に長く住んでいた中国語の先生がいるのですが、中国で五術とは聞いた事がない。
昔はともかく現代中国の人はすっかり現実主義となっており、芸術とか占いとか不確定なものはほとんど信用しないから、占い師の立場は低いんだけど、一部のな風水師だけは経営者から信用を得ているよ。
風水師は様々な占術の頂点ということになっている。大きな仕事を請け負い、日本でいうところの司法書士のような高い社会的立場を保っている状態である

とのことでしたが、もっとも、五術は文化大革命以前に存続が危うくなり、台湾に基盤を移した大昔の秘伝流派という事になっており、その詳細は定かではありませんが、この明燈派五術は、日本の占術家にすんなりと受け入れられて浸透しました。
そういう意味で日本人は受け入れて活用していくのが上手だと思いますし、実際に五術は大変良くできているので引用します。

仙道五術の命、ト、相、医、山

1・命(めい)
個人の貴賤寿夭吉凶富貧成敗を占う、命理、命術と呼ばれる占いの総称。
宿命を占える占術のことで、有名なところでは、四柱推命、紫微斗数、六壬推命・遁甲推命・河洛推命があります。
宿命やバイオリズムが分かる占いである括りですから、西洋占星術、カバラ、姓名判断という人もいます。

2・ト(ぼく)
人間の巻き起こす事件を占う術で、雑占、ト術と呼ばれる占いの総称。
ものごとの、結果が占えるので、有名なところでは、周易、五行易、奇門遁甲、六壬神課、太乙神数があります。
また、ト占は三つに分かれていて
「占ト」は、五行、周易、干支を使う占術のこと。(易、五行易、六壬)
「選ト」は、方位と時間を選べる占術のこと。(奇門遁甲、方位術)
「測局」は、天災、国家、政情、大衆の動向を見る占術のこと。(太乙神数、皇極経世)
過去、現在、未来を占うのですから、カード占い、ダウジング等をも卜占とする人もいます。

3・相(そう)
五感(触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚)によって、ものの形状や形を以てして占い、現状とその影響力を図っていく占術のこと。
ものごとの、貴賤寿夭吉凶富貧成敗を占える。有名なところでは、風水、人相、手相、姓名判断、印相があります。

4・医(い)
術の理論を使って心身の健全について言及し、東洋医学、中医学と源流が同じく、五行、十干、易卦を使いながら、病原をみきわめて、根源的な代替医療を行うこと。
現在使われている代表的な術は、漢方、鍼灸、整体など。
占術記号の類型化されたものが医とされていますが、広義に病に関わることを軽減させることを言えば、心理学的なもの、傾聴、セラピー、カウンセリング。
西洋から来たものですと、ユナニ、ホメオパシー、オゾン療法。気を扱うものとしては、気功療法、ヒーリング療法も医の種類だと言えます。

5・山(さん)
心身を鍛えて健康と長寿を保つこと。仙人=神通力を使う人=占術者が行うべき日々の修養のこと。
心身を清浄に保つ方法で、食事療法、呼吸法、気功、武術などを指します。
超自然的なパワーを取り入れて生活に生かすこと、少林寺拳法、気功術、瞑想、レイキ、房中術、断食療法など。
精神について、座禅、瞑想、真理探究、信仰。
また、「健康で幸せで長寿」であるべきを目指すというのは、広い意味では普通の衣食住、処世術、経済、学問も含まれるのが現実的のように思います。


この五術理論は形而上の膨らみをもっていて、現実的には、その人の宿命が占えるものは命術だけではなく人相や奇門遁甲でも占う人がいますし、霊感で一生を予言する人も存在しますので、微妙に5項目が繋がっています。
奥も深く、山術は、何をもってして本当の意味での福寿を得るのか?常人とは異なった神通力を持ったものの福寿について。その拠り所とか、信仰は何か、という様々な課題を残すというものになっています。

明燈派では、これらの五術をすべて習得しなければ占術者としての資格がないとまで言われています。
しかし、日本は資本主義国家ですから、経済をひとつの指針にしますと、ひとつの占いしか出来なくても認めてくれる人がいれば占い師は出来ちゃいますね。

占い館の経営者が占い師を雇う基準は、最低限、1つの命術が出来ること、ト術が1つ~2つ程度できることが条件となり、これが出来ていないとお客様に迷惑をかける可能性が高いから採用されません。
また、霊感、直感が鋭い人ほど、その価値が高くなり、霊感専門の業者、霊能者専門の業者もあって繁盛していますが、生まれつき霊感がある人がそのまま人の相談を受けますと不安定になってすぐに潰れてしまうそうです。
ですので、長く占いを続けている人は、五術をうまく取り入れて修行されているということになります。

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