生まれた時間のわからない人

四柱推命、生まれた時間がわからない人


四柱推命は、年、月、日、時の 四つの柱で、占うのですが、中には 「生まれた時間がわからないよ~」と、いう人がいます。そんな時の為に、時間を推理する方法です。出生時の取り方ですが、よく 「産声をあげた」 時間とも言われていますが、生まれてから何週間も 泣かない赤ちゃんもいますので、体内から生まれて、外気に触れた時間、というところでしょう。


まずは母子手帳

母子手帳をみましょう。もしも、母子手帳があれば、そこに 出生の 年、月、日、時間が書かれてあります。産院は、五年の間 出生のカルテの保存が義務づけられていますが、もしかしたら、それ以降も保存している場合があるかもしれません。市役所の戸籍には生年月日が載っていますが、生まれた時間までは記載されていません。 
母親の記憶から「出社前」に生まれた、とか、「夕方頃」 「深夜」と、いう情報が得られれば、それを手がかりに、いくつかの干支が候補にあげられます。

時 刻 表


癸 戊 日 壬 丁 日 辛 丙 日 庚 乙 日 己 甲 日  
壬子 庚子 戊子 丙子 甲子 0-1  時
癸丑 辛丑 己丑 丁丑 乙丑 1-3  時
甲寅 壬寅 庚寅 戊寅 丙寅 3-5  時
乙卯 癸卯 辛卯 己卯 丁卯 5-7  時
丙辰 甲辰 壬辰 庚辰 戊辰 7-9  時
丁巳 乙巳 癸巳 辛巳 己巳 9-11  時
戊午 丙午 甲午 壬午 庚午 11-13 時
己未 丁未 乙未 癸未 辛未 13-15 時
庚申 戊申 丙申 甲申 壬申 15-17 時
辛酉 己酉 丁酉 乙酉 癸酉 17-19 時
壬戌 庚戌 戊戌 丙戌 甲戌 19-21 時
癸亥 辛亥 己亥 丁亥 乙亥 21-23 時
甲子 壬子 庚子 戊子 丙子 23-0  時

寝方やつむじの位置

昔から言い伝えられている方法で、寝方や、頭の「つむじ」の位置で生まれた時間を計る方法があります。
つむじの位置
つむじの位置が、眉間の中心延長線上にある人
子・卯・午・酉の、四正の時刻に生まれた可能性が高い。
つむじの位置が、延長線上から少しずれた場所にある人
寅・巳・申・亥の、四猛の時刻に生まれた可能性が高い。
つむじの位置が、延長線上から大きくずれたり、二つ以上ある人
丑・辰・未・戌の、四墓の時刻に生まれた可能性が高い。

仰向けに寝るのが好きな人
子・卯・午・酉の、四正の時刻に生まれた可能性が高い。
横向きに寝るのが好きな人
寅・巳・申・亥の、四猛の時刻に生まれた可能性が高い。
うつ伏せになるのが好きな人
丑・辰・未・戌の、四墓の時刻に生まれた可能性が高い。


その他の方法
◎ 通変星の性質が、その命式に無い場合は、その星がついている事がある。
※ 例えば、プライドが高く、人に頭を下げるのを好まないなど、「傷官」の性質が良く出ているのに、命式にその星が無い場合は 「傷官」もしくは 「食神」 が時柱についている場合がある。比肩、傷官、偏官は、わかりやすい。十二運、神殺などもを合わせて確認する。

◎ 友人、子ども、第三者との関わり合いの事象で判断する。
※ 友人や子ども、第三者は、時干支が示すものですから、常に他人からの助けがある人は喜神か、日主を助けてくれる干がついている場合が多い。反対に忌神がある場合は、その事について面倒がある。
戊 己 庚 丙
辰 未 申 午  → 常に先輩ぶられてイヤな思いをする・・など。お株をとられるなど。

◎ 大運を見て判断する
※ 時柱は、晩年の60歳以降の運を示すので、原命式から大運を追っていき、大運の示す吉凶から推測する。
甲 戊 乙
午 午 卯  
大運→ 戊午→己未→庚申→辛酉→壬戌→癸亥甲子   
晩年型の命式。晩年を示す時干に、喜神である干支、水性や湿土が入っていると推測する。

◎ 格局で判断する
※ 四柱推命は、命式に、上格、中格、下格があり、用神の力の具合によって、ある程度社会的な活躍度が限定されます。それで、過去の事象と照らし合わせて判断していきます。 親子関係、本人の状態、最終学歴、など。

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