例 : 昭和 5年 6月 23日 9:00生まれ 男命
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★天干から地支の十二運を見ます
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時 |
日 |
月 |
年 |
己 帝旺
正財
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甲
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壬 胎
偏印
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庚 沐浴
偏官
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巳
病
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辰
衰
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午
死
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午
死
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十二運の意味表
胎
母親の胎内に胎児として生命を宿したけれども、形整わずして流産の恐れの極めて多い頃にたとえられるような運気の強さを評して胎運です。右に左に移ろいやすく変わりやすい運気ですが、見えない手によって保護されていますので、存外に幸運で力以上に恵まれるため、中運に入れられています。優しく柔和で温厚。お人よしで人受けが良い。おしゃべりで冗談が多いと言われています。どことなくふわふわとしていて何処へ飛んでいくのかわからない。頼りない感じのする人が多いのですが、存外にラッキーです。妊娠、夫婦縁が変わりやすい欠点があります。自分の殻の中で好きに仕事をすると言われ、縛られるのは嫌いなようです。初めて母体に宿ったことがわかれば周囲からは大事に保護されいたわられ祝福されることでしょう。反面危険性の多いうつろいやすい時期でもあります。保護された祝福された変わりやすい運気。赤ちゃんが宿ったばかりのめでたいような強さであり、性格である。
養
身重の運気。もうすぐ子供が出来るのだ、の期待感だけの相続運で実際には相続しないことが多い。親と縁が深いようで縁切れの相続運。養子縁。体内で胎児が目立つほどにどんどん大きく養われ成長してきて流産の恐れはなくなり落ち着いた運気の強さを表しています。胎生まれよりはしっかりしていて運も強い。どことなく愛嬌があり、落ち着いた感じのする人好きのする力以上の幸運がつきまといます。八方美人です。のんきそうでいて、神経質というより気を使いすぎる心配性。用心深くて無理をしません。養子養女に縁が深い。自分もそうなったりすることが多い。親とは縁が深いようでいて実は縁が切れていて他家相続の意が強い。お腹の目だってきた妊婦は周囲から大事にされ保護されます。どことなく愛嬌があって、どんと落ち着いているようでいて、お産という大役を目前にして一人で何かと気を使い、期待と心配が交錯しつきまとって離れないような意味の運気と考えるとわかりよいです。
長生
赤ちゃんのお誕生のことを長生といい、すくすくと大きく育っていく頃の運気の強さを評して長生と申しています。皆に大切に守られ、祝福され、可愛がられ幸福一杯の運がついて周ります。愛想が良くて機敏。仕事が出来る上に温厚、聡明、人柄よく円満で争うことを好まない。今ひとつ、気力不足の故に、次位安泰の運で副が良いといわれてはいますが、中運の中では最も強く、人によっては強運の部に入れているくらい。
しっかり者。相続縁があるとされ、次の子供の誕生を望まれる運気です。
沐浴
勉学に鍛錬に遊びにと毎日追いまくられ心身ともに激しい変化を見せながら一人前の人となるべく大きく成長して行く育ち盛りの頃の運気。変化と波乱が多く、凶運とされています。負けず嫌いのしっかり者で義理人情に厚く男性にあると亭主関白。人に気兼ねせずにものをいう性ですが、苦労や病災が耐えません。相続させるにはまだ早い、若すぎるという意味の相続縁で親子縁が薄いにも関わらず純粋の相続縁と言われていて生家を相続する人が多い。祖先祭祀に過ちがありやすい。
冠帯
心身ともに成長して立派に一人前になった若々しい青年が大人の仲間入りをして位階を示す真新しい冠と帯をつけて宮廷に出て、末は大臣か大将かの意気込みをもって実社会に出て活躍を始めた頃の気力あふれる運気の強さを評して冠帯と申しています。常に風采もよく、幾つになっても若々しく、覇気も強く負けず嫌いで努力家です。顔も広く、成功力も強い申し分の無い運ですが、名誉心が強くええかっこしい。世話好き、力以上の地位につきたがる。立派なもので堂々と所信を貫きます。女命にあると男勝りとなり後家運が働きます。勝気すぎて夫を凌ぐところがあり、夫に飽き足らず男以上に仕事に生きている人が多い。
建禄
建禄は冠帯、帝旺に次いで最も強い雲気のひとつです。冠帯を卒業してそこそこ地位も財産もできた働き盛りの中高年の男性が、思うままに功をなし着々と名を上げ財を築きあげていく様子。知徳兼ね備えた頼もしい頭領運で実力は十分。信念を持って堂々と思いを通します。世話好きの立派な方が多いです。一家の大黒柱的な存在となります。
帝旺
功なり名を遂げて目的とする地位と財産と仕事を築きあげた盛大な運気の強さを評しています。帝王が持つ勢いの盛んな運気です。一国一城の主であり、人の下につくことを嫌い勢いも気力も最高に強く、覇気があり負けず嫌い。独立独歩で仕事一筋に生きる人が多いようです。良いモノ好みの方が多く他家相続の相で親と縁が深いようで切れています。壮年の縄張り争いの意味から相続縁は切れています。
衰
功なり名を遂げた後は張り詰めた気力も緩み心身にも疲労を感じて衰退の気が訪れます。後進に道を譲り第一線を引退して家で悠々自適の余生を楽しまんとするご隠居さんの運気を評して衰といいます。上品でおっとりしている良識家で落ち着いた人柄の人が多く、積極性はたりなくても、思いの他幸運です。お坊ちゃんタイプ、お嬢さんタイプコツコツ型の世間体を大切にする人です。
病
弱り目の多い頃の運気。どことなく気弱で物静かな大人しい繊細な漢字のする人が多く、感受性と直観力が鋭い。病という漢字ほどは不健康ではないが、自分の思いが通らず、他意に左右されやすく苦渋することの多い普通程度の運気。肉親縁が薄くなります。病に付すとカンが鋭くなります。物音に敏感になり、人の顔色を読み真実を読み取ろうとするのに似ていると考えると良いでしょう。
死
持てるものすべて、命をも喪失しなければならない孤独。死滅の時期の運気を評して死運です。実直な勤勉家が多く、短気で外受けが良くて内入りが悪いという癖があるとされます。肉親縁兄弟縁が薄く孤独な一人っ子が多い。平穏な運勢ですが、弱気が出て失敗しやすいと言われています。死に化粧といいますか、おしゃれで流行に敏感な人が多いです。
墓
先祖に縁が深くて、信心深い方が多く、相続の相と言われています。大人しくて地道で実直。理知的で記憶力と究理性に優れ外見をかざらない。渋味のある人物。学者、研究家、宗教家に多くみられ、貯蓄性はあるが財に縁が薄い。親子縁や夫婦縁の薄さがつきまといます。名あって実なしの運です。家系因縁は大きな間違いが出たことを知らされているはずですから、調査して訂正する要があります。
絶
何もかもが無くなって無に帰してしまう空しい時節が最後にやってきます。極衰の運気を評して絶と申しています。お人よしで落ち着きの無い忙しい生活環境にある人が多く、のんきに見えますが思いの通らない諦観的な弱い運です。短命、薄幸病難等がつきまとう苦労性の人が多い。大病したり、大金を失ったり。主体性、自主性があるようでなく、タイに左右されることが多いです。
反対の意味を持つ十二運
冠帯と墓
冠帯は派手で名を求めますが、墓は地道で名より実を求めます。
建禄と絶
建禄は自分の思いが通りますが、絶は常に強い意志に左右されて思いが通らない。
帝旺と胎
帝旺は、仕事仕事の馬車馬タイプ。胎は仕事に縛られるのを好まぬタイプ。
衰と養
衰は、長袖族のおっとり人ですが、養は庶民的な八方美人で心配性。
病と長生
病は感が鋭いが、長生は頭が鋭い。
死と沐浴
死は弱気で損をしますが、沐浴は強気で損をします。