外格と、内格
格局は、大きく分けて外格と、内格にわかれます。
・内格は全体の80%を占める格で、通常の人は、内格となります。
・ 外格の人は、全体の20%ほどで、その中でも純粋な格を形成している人は数%だと言われています。
外格は、変則格局、特別格局、従格とも言われ、一般の人より「強い運勢を持っている可能性がある」 と、いう生まれです。
命式がある一定の条件を満たすと、外格として成立し強い五行をさらに強める「専旺用神」を取ります。
命式が偏っていれば、それに従って偏った方が運が良いらしい、という理論で、外格の場合は特別な用神を使いますから、格局が必要となってきます。
内格は、違う理論で成り立っていますから、それを分けましょう。
外格の種類
外格の種類
・従 格→(・従旺格 ・従強格 ・従児格 ・従財格 ・従殺格)
・一行特気格→(・曲直格 ・炎上格 ・従革格 ・潤下格 ・稼穡格)
・両神成象格(二行特気格)→・(相生・相剋)
・化 格→(・化木格 ・化火格 ・化土格 ・化金格 ・化水格)
※命式中の、旺ずる神に従うのが、一行特気格 両神成象格化格 で、自動的に 旺ずる神が 「専旺用神」と、なります。
従格の命式の特徴
従旺格―比肩、劫財が月令を得ていて四柱に重々。印の助けがあり、官殺の制が全くなく、財が制印する形でないもの。剛健でたくましく円満な性格とされています。
(例)
乙甲乙癸
亥寅卯卯
用神 甲
従強格―印が月令を得ていて、比肩劫財が重々としていて、従旺格よりも印の方が比重が重いもの。剛健でたくましく円満な性格とされています。
(例)
甲甲癸壬
子子卯子
用神 壬
従児格―食傷が司令していて、四柱に旺じていて、印のような日干を生ずる干がないもの。技術にすぐれ高貴とされます。
(例)
丙癸壬丁
辰卯寅卯
用神 甲
従財格―財が司令していて、旺じており、さらに財を助ける干支があるとか、日主が衰弱しているもの。善良であり財に恵まれるとされています。
(例)
己丙乙庚
丑申酉戌
用神 庚
従殺格―日主が衰弱していて、官星が多かったり、印がないもの。自然に豊かになり人から崇められるとされています。
(例)
乙乙辛戊
酉酉酉戌
用神 庚
一行特気格の特徴
曲直格―甲日か乙日で春生まれ、地支も寅卯辰の東方が揃っているとか、亥卯未の三合木局になっている人で、官殺の制が全くないもの。仁義にあつく信用されます。
(例)
甲甲癸壬
子辰卯寅
用神 甲
炎上格―丙日か丁日で夏生まれ、地支が巳午未の南方十二支であるとか、寅午戌の火局しているとかで官殺の制が全くないもの。公明正大、豪快で人で圧倒するとされています。
(例)
乙丙丙丁
未寅午巳
用神 丙
従革格―庚日か辛日で秋月に生まれ、申酉戌の西方か巳酉丑の金局を成しているとかで官殺の制が全くないもの。手腕が鋭くヤリ手とされています。
(例)
己辛辛戊
丑巳酉戌
用神 庚
潤下格―壬日か癸日で冬月生まれ。亥子丑の北方か、申子辰の水局を成していて官殺の制がないもの。頭が良く他の追随を許さないものがあります。
(例)
庚壬壬壬
子辰子申
用神 壬
稼穡格―戊日か己日で、土用生まれ地支が辰戌丑未か全部土性の十二支で、官殺の制が全くないもの。情け深く慈善家とされています。
(例)
戊己己戊
辰未未辰
用神 戊
化格の特徴
化木格-丁日壬時、壬日丁月など日干と隣り合っている干が干合していて、亥、卯、未、の木局の十二支や、木性の十二支生まれで、金性の干支を他に見ないものを化木格といいます。
(例)
癸壬丁己
卯午卯卯
用神 甲
化火格-戊日癸時、癸日戊月など日干と隣り合っている干が干合していて、寅、午、戌,の火局の十二支や火性の十二支の生まれで、水性の干支を他に見ないものを化火格といいます。
(例)
甲癸戊丙
寅巳戌戌
用神 丙
化土格-甲日己時、己日甲月など日干と隣り合っている干が干合していて、辰、戌,丑、未の月に生まれ木性の干支を他に見ないものを化土格といいます。
(例)
己甲壬戊
巳辰戌辰
用神 戊
化金格-乙日庚時、庚日乙月など日干と隣り合っている干が干合していて、巳、酉、丑、申の金局の十二支や金性の十二支の生まれで、火性の干支を他に見ないものを化金格といいます。
庚辛癸甲
辰丑酉申
用神 庚
化水格-丙日辛時、辛日丙月など日干と隣り合っている干が干合していて、申、子、辰の水局か十二支で水性の支の生まれで、土性の干支を他に見ないものを化水格といいます。
壬辛丙甲
辰丑子辰
用神 戊
化格は、知恵者が多く、奇想天外な発想で成功するとされています。