四柱推命 五行

五行の強弱、バランスを重視

日干の強さと、五行の強弱を見ながら、バランスを見ていきます。
四柱推命など東洋占いでは「中庸」が重要視されていて、命式の五行のバランスが良ければ「運が良く」片よっていれば、「運が悪い」とされています。
五気周流といって、木、火、土、金、水と、回っていくことが望ましいとされています。

命式を、いろいろな角度から見る


1・通変星や、十二運、神殺の意味を調べます。
2.格局を定めて命式のタイプを知ります。
3.日干が、身旺、身弱か、判定します。
4・五行の強弱を定めます。
5.「喜神」と、「忌神」を判定します。
6.喜神の中から「用神」を見つける
7.命式と大運の両方を見て、どの時期にどんな風に変化するのか知ります。
8・対策を考えます。

「喜神」「用神」の時期に運が良くなり、「忌神」の時期は運の悪い時です。
運の悪い時は、運命の万能薬「用神」を使って上手に過ごしていきます。

はじめは始めは面倒なのですが、慣れてくれば、命式表くらいは簡単に出せるようになると思います。
始めはこの手順を踏んで、カンどころをつかみます。

あなたの命式は、身旺?身弱?

命式が出来上がりましたら、日干を中心に「身旺」か「身弱」かを調べていきます。
身旺身弱は、日主が強いか、弱いかを調べていくのですが、簡単なようでいてとっても難しいのです。
数値で図る教えもあれば、感覚で知る場合もあり、本格的には、大運がどうに巡っているか?とか、旺相、十二運、十干の特質を知らないと判定できないのですが、ここではカンタンに「身弱かな?」「身旺かな?」と考えてみてね。

■ 日干(日主)の強さ、弱さの判定
1・月令をうけているか。 
2・印授、偏印、比肩、劫財等、日主を助ける星と食神、傷官、偏財、正財、正官、偏官の星のどちらが多いか? 
3・十二支は、強い十二運がついているか。弱い十二運がついているか。

■ 身強、身弱の判定は、細かく六段階に分かれるのですけど、占いをする時は、身旺、身弱、中和の三パターンに分けます。

1. 最強  月令を得ていて、日干を助ける干支が多い
2. 中強  月令にあたらないが、日主を生じていたり、助ける干支が多い
3. 次強  月令にあたらないが、日主を若干助けていて、12運が強い
4. 次弱  月令を得ているが、剋されたり、洩気して干支が多い
5. 中弱  月令にあたらず、剋されたり、洩気して干支が多い
6. 最弱  月令をあたらず、日主が剋されたり、洩気される干支が多いもの

身旺は身旺なりの。身弱は見弱なりの行動パターンがあります。
身旺の人の心理は、前に進んでいく方向に動いていて、やってみようとします。
失敗してもいとわない。
運命的に成功する場合は、自分が先に進まずに人に譲ります。
人に先を越されても、嫉妬や妬みを持たないことが原則です。
身弱の人の心理は、止まる方向に動いていて、慎重に計算して考え、参考にしていても決断しない。
周囲に配慮していて、人を当てにしています。
運命的に成功する場合は、周囲からの援助です。
手を貸してみたいと思わせる、行動、しぐさ、言葉つかいがあるかどうかです。
五気周流している人は、五行の全てがそろうので、まんべんなく考えられる力があります。
それゆえに、個性ある色合い、アイデアが出せない特徴あります。
命式は五行の傾きがある人がほとんどなので、憂鬱になることや、失望を最初に感じるけど、傾いた反対側にチャンスがあり、五気周流以上の遣り甲斐、幸せ、他人からの羨望や需要のチャンスが潜んでいます。

月令を受けているか? 旺相死囚休


■ 季節と同じ五行を、・・・・・・旺(最旺)
■ 季節から生じられる五行を、・・相(次旺)
■ 季節を生じる五行を、・・・・・休(衰)
■ 季節を剋す五行を、・・・・・・囚(次衰)
■ 季節から剋される五行を、・・・死(最衰)
冬月 秋月 土用 夏月 春月 季節
 亥子丑  申酉戌 辰未戌丑 巳午未 寅卯辰
 木 (甲乙) 
休   火 (丙丁) 
 土 (戊己) 
 金 (庚辛)
 水 (壬癸)

  例題

 昭和5年6月23日9:00生まれ 男命

己 
正財

壬 
偏印

庚 
偏官

食神 偏財 正財 正財

この命式は、甲日生まれの午月の生まれです。
季節は、休令となっていて、午午と秀気を洩らしていて巳火もあり、火の力が強く、土の財力も強い。十二運は死死衰病と並び、地支は、食傷、財が重なっています。
天干は、庚の偏官、壬の偏印、己の正財があって、身を生じるのは壬の偏印のみとなりますから「身弱」の命です。
また、幇助してくれる壬偏印は日支の辰と通根していますが、辰月は戊に司令しており、地支の火力も強いので印星としての効果を発揮しにくいです。

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