破滅への序曲
ついハマりやすい、いけないパターン
自分のタイプがわかったら、良いところを上手に生かして楽しく成長できたらいいですね。
ここでは、「破滅への序曲」として、大きなストレスを感じたり、知らず知らず悪い方向にいきやすいパターンをあげていこうと思います。
エニアグラムは、一定の法則をもって動いています。
正常なエニアグラムの流れ
1 → 7 → 5 → 8 → 2 → 4 → 1・・
と、周流し、
9 → 3 → 6→ 9・・
と、周ります。
この矢印の通りに人は成長し、発展していくものだと考えられています。
それが、逆に動いてしまうとき、バランスがくずれている状態です。
バランスを崩してしまうケース
タイプ1の人→ タイプ4の悪い部分が出ます。
プライドが高く批判的になる。心配性で理屈っぽくなり、融通がきかなくなります。心の中で、常に人を批判してあらさがしをしてしまうます。
タイプ2の人→ タイプ8の悪い部分が出ます。
貪欲になり、人を羨ましがらせたい気持ちや、もったいぶる態度。また、見せかけの正義に酔ってしまうようになります。自己保存の気持ちが強く、人を操って自分の想いを遂げようとして上手くいかないとヒステリーを起こします。
タイプ3の人→ タイプ9の悪い部分が出ます。
競争心が激しくなって欺瞞と執念でその場を何とかしようと思うようになります。やぶれかぶれ。自分中心の日和見主義となり、責任すべてを放りなげてしまって迷惑をかけます。
タイプ4の人→ タイプ2の悪い部分が出ます。
気まぐれで気取り屋。主に悲観と憂鬱な気分にひたり、自分だけの世界に陶酔するようになります。感性が鋭くなりすぎて批判的となり情緒不安定の引っ込みじあんとなりがちです。
タイプ5の人→ タイプ8の悪い部分が出ます。
論争好きで、注意力が散漫になりやすく、人間関係が浅くなって気持ちの入らない関係を築いてしまったり、自己中心的になってしまい、おおらかさを失って、ものごとを批判的、否定的にとらえて決めつけてしまいます。
タイプ6の人→ タイプ3の悪い部分が出ます。
心配が強くなり、自分を守るために、競争心をむき出しにしたり怒りっぽくなったりします。帳尻りを合わせるために嘘ともとれる発言をしてしまったり、警戒心が強くなって被害妄想的になり突飛な行動に出てしまったりします。
タイプ7の人→ タイプ1の悪い部分が出ます。
注意力に欠けてしまい、躁病的になってせわしない毎日を送ることになります。破滅型で自らを省みることをせず、反抗的な批判家になりがちです。
タイプ8の人→ タイプ5の悪い部分が出ます。
鈍感で支配的になり、過度に攻撃的になり、過度に要求する。所有欲が強いわりには妥協せず、人のあらさがしをして過度に要求する。
タイプ9の人→ タイプ6の悪い部分が出ます。
無気力、無感動。現実から逃避して忘れっぽくなる。自分の心のうちを人に見せず、人のいいなりになってしまう。過度に自己防衛をして冒険を嫌う。