黒斑山へ

2025年9月23日 火曜日 秋分の日

黒斑山(くろふやま) 2,404m ぐんま百名山
三重式火山、浅間山の第一外輪山の最高峰。
約5万年前は、2,800〜2,900mの美しい円錐形だったが約3万年前の爆発により、現在の半円形の断崖になった。
浅間山と接しているため、浅間山の眺望がよく、その為に登る登山者が多い。


本日の活動(山行)コース



居住地と同じ、群馬県の山に登る為に、長野県からのアプローチとなる為、

自宅を4時頃出発。

上信越道の松井田妙義ICまでは、下道を行き

同ICから高速移動。


横川SA


横川SAにて、休憩。

軽くおにぎりを頂き朝食とします。


上信越同


日が昇ってきました。前のトラックに反射して眩しい。

9月も中旬(秋分の日)、となると目に見えて日の出が遅くなって来ましたね。


県境


八風山トンネルの県境越えて、長野県へ。


浅間山


これから登る浅間山の外輪山と、浅間。

ちょっと、ガスってる?

まぁ、てんくらの予報はオールA。これから、晴れて来るんでしょう。

小諸ICを降り、浅間サンラインを戻る感じでチェリーパークラインへと向かい、車坂峠へ。



ビジターセンター


車坂峠を越え群馬県側にある高峰高原ビジターセンターの駐車場へ。

管理は長野県らしい・・・・。

一旦一番奥の斜めってる所に停めたが、センター前のスペースに停めても大丈夫との確認が取れたので、移動。

センターの綺麗なトイレ(有料寄付あり)を使わせていただき、身支度をして・・・・

行動開始。


標柱


車坂峠の標柱。

群馬県と長野県の境です。


山の神


長野県側にある山の神にご挨拶。

脱帽、合掌、礼拝。

本日、お邪魔せていただきます。宜しくお願いいたします。


登山口


登山口も長野県側。

左へ行けば「中コース」。右へ行けば「表コース」。

景色が良いと言われる、表コースへと行きます。

つまりは右です。


シラタマノキ


さっそく、「シラタマノキ」が花を付けています。

白くて真ん丸な小さな花です。


ヒカゲノカズラ


以前、北八ヶ岳や八間山でも見られた「ヒカゲノカズラ」。

ここ奴の方が元気が良いように見えます。


小諸


時折、振返ると眺めがよく、

薄っすらガスの向こうに小諸の街が見えますね。


ガレ場


小さなピークを越え、下って登り返します。

この様なガレ場も出てきます。


休憩


登り始めて20分、少々休憩。

先ほどの下りで、膝痛が出たらしいが、休憩してなんとかなったようです。


高原ホテル


更に登る事20数分。

登山口近くの高原ホテルが見えてますね。


ヤマハハコ


「ヤマハハコ」が綺麗に咲いています。

急登で上がった息を癒してくれますね^^


泥濘


登山道の所々、泥濘状態。

こんな所は、環境保全の観点から登山道を外れないよう、

脇の苔、草を出来るだけ踏まないよう・・・・

尚且つ、泥だらけにならないように、ギリを行きます。


ゴゼンタチバナ


足元に赤い実があります。

Google先生によると「ゴゼンタチバナ」と言うらしいです。

赤い実が可愛いですねぇ〜


避難豪


樹林帯にいきなり現れたシェルタ。

活火山浅間山の外輪山であることを思い出させてくれます。

現在、浅間山の噴火警戒レベルは「2」

これにより、前掛山への入山は出来ません。

もし、今、浅間山が噴火してもこのシェルターに逃げ込めば良いですが、

黒斑山山頂や、第一外輪山の稜線で遭遇したら、どうするか?

一応、頭の隅に活火山であることを入れておかなければなりません。

最終的には、山行って自己責任ですよね。


槍ヶ鞘


登り始めて1時間40分。

槍ヶ鞘に到着。

目の前には、雄大な浅間山が見え・・・・・・・・・ません。

全く見えず、ガスガスの真っ白。

てんくらの「A」予報は何だったんだ?


記念撮影


それでも、一応来たことの証拠としてパチリ♪

標柱が無かったら、何処だか解らないね。


ガス


トーミの頭まで行けば、一縷の望みを託し、外輪山の急登を登って行きます。

浅間山の方向、湯の平からガスが上がって来ます。

実際に濃くなって来ているように感じる・・・・・汗


ウメバチソウ


ガスガスで、景色など見られない中、

足元には小さな花たち。

白い小さな「ウメバチソウ」

ガスのせいか(ではない)カメラのオートフォーカスが効かなくなってしまった。(経年劣化か?原因不明)


イワインチン


こちらは「イワインチン」

なんだか、おめでたいような名前?

切る所がちがうか・・・・「イワ インチン」ですよね。


トーミの頭


トーミの頭に到着。

相変わらず、浅間山は姿を見せてくれません。


記念撮影


とりあえず、標柱前で記念撮影。

ガスのおかげ(?)で、絶壁の高さは全然感じません。




まだまだ登ります。

登山道の脇には、電源と思われるケーブルが這っています。


緊急放送拡声器


浅間山ライブカメラも設置されている、緊急時アラート拡声器等のところで、少々休憩。

今ここで、噴火アラートが発せられたら、鼓膜が破れるかも・・・・

登山道の脇にずーっと這っていたケーブルはこのシステムのモノだったんですね。


山頂


黒斑山山頂、2,404mに到着。

でも、周りはガスガスで真っ白。


記念撮影


それでも、標柱で記念撮影。

いかにも、雄大な浅間山が見えているテイで指さし撮影。


休憩


相方恒例の、リクライニングシート風の岩。

ここ最近の流行り(個人的)で、良いようです。


たんぱく補給


おさかなソーセージでタンパク質の補給

旨し^^


30分程休憩して移動再開。


少し晴れた?


蛇骨岳へと向かう途中、

時折、ガスが薄くなり湯の平方面が見えたりします・・・・


池塘


湯の平の池塘が見えます。




ですが、

すぐにガスが巻いてまた、白い闇へとなってしまいます。


蛇骨岳


そんなことをしながら、稜線を行くと、蛇骨岳2,366mに到着。


記念撮影


浅間山がある方向をバックに、パチリ♪

しかし、絶景が見られず、意気消沈気味。元気回復が出来ませんね。


岩の上


山頂近くの岩の上に立って パチリ♪

浅間山は姿を見せてくれないので、カラ元気のポーズ。


仕方なく、さっさと黒斑山へと戻ります。





シラタマノキの実。

まだ、緑色の若い実ですね。


待って〜


写真を撮っていると、相方に置いて行かれてしまいました。


稜線


途中、やっとこガスが晴れてきたらしく、

浅間山の稜線が見え隠れ・・・・




かなりガスが取れてきて、

初めて浅間山とご対面。


トーミの頭


黒斑山山頂へ戻り、展望を確認します。

トーミの頭方面から霧が流れて晴れて来ます。


浅間山


浅間山が雄大な姿を見せてくれました。

刻々と状況が変わって隠れたり現れたりを繰り返しています。




外輪山の鋸岳。

ハッキリスッキリ見えてますね。^^


浅間山


山頂付近のガスも取れて全体が見えるようになって来ました。

前掛山との境も解るようになっていいます。


ズーム


火口部をズームアップ。

噴煙も出ている様子が解ります。





暫く姿を見せてくれましたが、

霧が巻いて、浅間山も前掛山も見えなくなってしまいました。


と、いう事で、下山します。


断崖


トーミの頭の断崖。

ガスっている時には全く見えず高度感が無かったが、

トーミの頭から、覗き込んで見たがかなりの高さ。


この後、分岐で中コースへと行きます。


トリカブト


中コースに入って直ぐのところに「トリカブト」が咲いていました。

相方は出来れば持って帰りたいと言うが、それはできません。

園芸店で売っているらしいですから、そこで買ってください。

でも、なぜに猛毒のトリカブトが欲しいのか?

本人曰く、綺麗な花だからとの事。


きのこ


また、近くに旨そうなキノコ。

実際に食べられるかは、不明。

旨そうなキノコは特に危ないって言われるからね。


穏やか


中コースは、展望が無いものの、穏やかなコース。

一部、水流に削られてしまったところがありましたが、歩きやすいコースですね。


ザレ場


とは言え、この様なザレ場もあり、浮石が沢山。

慎重に下ります。




浮石は少なくなりますが、ザレているので、慎重にくだります。

谷あいの道を行きます。


駐車場へ


樹林帯の中を抜け、右手方向に建物等人工建造物が見えてきました。

駐車場へのショートカットを行きます。


帰還


ビジターセンター駐車場に停めた、インプに戻ってまいりました。

無事、帰還。

靴を履き替えて、行動終了。

ビジターセンターでトイレを借りて来ます。

ビジターセンターには、靴洗い場もありましたが、今回は帰ってから洗います。


今回、てんくらは終日「A」評価、また展望も良しとの事であったが、
蓋を明けてみれば、ガスガスで展望無し。
相方の言うには、「登って疲れた体を癒してくれるのは絶景だ!それがないなんて、ただの苦行だぁ!」と。
正にその通り。だが、絶景のない山行もあるということで、経験を積んだ事とし納得してもらいたい(と、自分自身に言い聞かせる)
まぁ、ほんのちょっとだけでも顔を見せてくれた浅間山に感謝です。

浅間山ありがとう!

黒斑山もありがとう!!



ってことで、最後まで見ていただき

ありがとうございます^^


おしまい










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