にうへ
2025年9月15日 月曜日 敬老の日
ニュウ(にゅう) 2,352.2m
長野県小海町に有る山。苔むした原生林が広がる北八ヶ岳の中では珍しく山頂部のみ岩稜となっていて、
原生林からひょっこりそびえ立つ岩稜は良く目立つ山様である。
山名の「ニュウ」は、刈り取り後の稲を円柱形や円錐形に積み上げる稲わらの「にう」が語源とされている。
本日の活動(山行)コース
今年の9月の三連休は、ずーっと雨でダメかと思ったら、天気予報が良いほうに外れて最終日はなんとか晴れそう。
てんくらで調べたら、オールAの北八ヶ岳のニュウへ向かいます。
メルヘン街道(国道299号草麦峠の愛称)は過去何度となく通ったが、白駒の池駐車場は満車のイメージ。
そんなことも有るので、満車になる前に到着するべく、自宅を4時過ぎには出発。
上信越道
松井田・妙義ICまでは、一般道で向かい上信越道を通り長野県へ。
碓氷峠と、軽井沢を迂回するだけで、約30分は稼ぐことが出来る。
佐久JCTから中部縦貫道(無料解放区間)へ
ヘルシーテラス佐久南
高速を一旦降りて、ヘルシーテラス佐久南でトイレ休憩。
再び縦貫道に乗り、終点の八千穂高原ICまで魔高速移動。
駐車
八千穂高原を越えて、白駒の池駐車場に7時には到着。
第一駐車場は、ほゞ満車2~3台しか開いていない。辛うじて舗装された第一駐車場へ停められました。
未舗装の第二駐車場でも良かったのだが、せっかく第一が空いていたので、そちらにします。
同じスバル車の隣に停めさせてもらいます^^
有料トイレ(50円)を済ませて、駐車料金(600円)は専用の封筒(管理小屋前にある)に、ナンバーを記入し、小屋内に投函。
小雨が降っているので、ソフトシェルを着て、行動開始。
登山口
国道の横断歩道を渡ると、そこはすでに登山口。
立派な門の様になっています。皆さん写真を撮ってから入山していますね。
苔生し
登山口をはいると、いきなりこれぞ八ヶ岳って感じの苔生した樹林帯。
苔が綺麗。
分岐
歩き始めて直ぐに、白駒分岐に到着。(写真ブレてます。チョットカメラの調子が悪い。)
木道はここまで、木道と言っても尾瀬にある様な木道ではなく、テラスのように広くて歩きやすい木道です。
分岐を右に行くと白駒荘、高見岩方面。左へ行くと青苔荘方面。
暫し考え、左へ行きます。
苔
苔の緑色が一層強くなった様に感じますね。
小雨と霧が苔を元気にしているのでしょうか?
気温もかなり低め。20度はありません。
キノコ
キノコも元気よく生えていますね。
白と緑のコントラストが何とも言えない美しさを醸し出しています。
青苔荘
青苔荘に到着。
テン場には、色とりどりのテントが・・・多くの方が泊っていたようです。
三連休の三日目。もう皆さん帰るのでしょうか?撤収の方が多かった。
湖畔
白駒の池の畔へ出てみます。
ボート乗り場まで出てみましたが、ガスガスで何も見えませんでした。
右手の奥の方に白駒荘の灯りがうっすらと見える・・・・・かな?
肉眼だと見えたんですけどね。
分岐
テン場を通り抜け、池を回り込む感じで進み、八千穂高原方面分岐に到着。
東屋があるので、それに気を取られてしまい、直進してしまいました。
本来なら、右折(道標にもちゃんと書いてあるのにねぇ・・・・・)
木道
道を間違えている事に気がついていないので、少し荒れている木道をドンドン進みます。
暫く行くと下りになりました。
へぇ~、こんなに下るんだ・・・・などと思いながら、なをも進みます。
苔
益々苔生した樹林帯の中を進み、
道脇の倒木は苔にびっしりと苔に覆われています。
この倒木の苔は、真ん中で苔の種類が異なっています。
これは、生存競争なのか?共生なのか?
調べてみると面白いかも・・・・・
ハート
苔の中に、ハート型の葉っぱを発見。
写真を撮るが、ピントが合わない・・・・なんで?
そろそろこの一眼も寿命なのか?
使い始めて早、十数年・・・・ん?二十年近く経ってるなぁ・・・・
中古で買ったから、前のオーナーのショット数も解らないからなぁ・・・・
でも、もう少し頑張って下さい!
ヤマネの森
ヤマネの森だそうです。
アンガールズ田中の「やぁまぁねぇ~」を、思い浮かべたのは私だけではないハズ^^
栄養補給
小雨も止み、少々暑くなって来たので、上着を脱ぎ小休止。
ついでに、栄養補給。
その辺に生えているキノコをパクリ・・・・・
なんてことは出来ません。
パッと見、キノコっぽいでしょ?
ザックの中で、潰れたアンパンです。
旨し^^
林道
暫く行くと、いきなり林道へ出ました。
「あれ??」
頭の中は「?」だらけです・・・・・
ここで初めてアプリで地図を確認。
現在地は、「信濃路自然歩道にゅう入口」だそうです。
ニュウ方面ではありません。ここで初めて道を間違えていたことに気が付きます。(遅いよ!!)
一休さんのように座禅を組み暫く、思案・・・・・・(実際は座禅、組みませんよ)
ポクポクポク・・・・・チーン!(これを知ってる方は50才以上かな^^)
対処案①
この林道を登って行き、終点のところからバリルートで登山道へ(バリルートにみんなの足跡あり)
対処案②
林道を下り国道へ出て、車道を歩いて登り駐車場へ戻って再出発。
対処案③
基本の間違ったら戻る。来た道を間違えたところまで戻る。
対処案①は、林道は良いのだが、バリルートの難易度も何も解らないので、私等の技量ではキケンと判断。パス。
対処案②は、林道と車道なので安全なのだが車道の車が怖いのと、だるいので、パス。
と言うことで、対処案③の戻る事に決定。
来た道を戻ります。
キノコ
随分と降りてきたので、登り返しがきつそうです。
まぁ。仕方ないですよね。
思ったより、長い登りを行き、息が上がってきました。
間違えた分岐、八千穂高原方面分岐の東屋が見えた途端、
気が緩んだのか、濡れた木道で滑って転んでしまった。
完全に出足払い(柔道の足技)を喰らった時のように、右足を持っていかれ、
一本!!
幸い、手首が痛かった(手をついた)が、怪我はありません。
池畔
ようやく、本来のルートへ復帰。
一時間以上のロスとなってしましました。
まぁ、全くの道失いとか滑落とかではないので、気を取り直して行きましょう。
暫く、池のほとりの木道を行き、ニュウ方面分岐を左へ。
注意
濡れて滑る岩と苔がなと意外と滑らない岩。
古くなった木道が一番滑る。
根っこも滑るし、土も・・・・・・気を使いながら登ります。
小雨は止みましたが、また少々ガスってきました。
白駒湿原
白駒湿原まで来ました。
また小雨がパラパラと・・・・雨が強くなる様なら中止して引き返すことも視野に入れながら、
木道も濡れているので、滑らない様に歩きます。
イエ~
湿原の端っこの方で振返った奥様をパチリ♪
上の方は、白くガスっていますね・・・・・
水溜まり
樹林帯の中の斜度が緩やかな所は水浸し。
環境保全を心掛け、出来るだけ登山道から外れないように、脇の苔を踏まないように気にしながら歩きます。
にう
道標の表示が様々。
ここは「にう」
ここまでに「にゅう」「ニュウ」「ニュー」「乳」とありました。
実際、どの表記が本当なのでしょうか?
現地での標記なので、どれも本当だと言えばそうなのでしょうけれど・・・・
ちなみに、国土地理院の地図では、「ニュウ」とカタカナ表記です。
ネジネジ
くるりと枝が巻いているハイマツ。
こうなるには、どんな力が加わった?それに打ち勝つ生命力。
冬期の雪が成す奇跡かなぁ・・・・
根っこ
根っこと岩の急登を登ります。
少しずつ、目の前が明るくなって来ました。
尾根も近い・・・・・
眩しい
まっ!眩しい!!
岩の急登の先から、ご来光のように明るい光が差し込んできます。
そういえば、今回サングラス無しでした。
小雨、ガスガスのうえ、ずーっと樹林帯の中でしたので、サングラスだと暗すぎる・・・・
偏光サングラスが欲しいが、目が悪いので度付き乱視・・・・と注文が多くなり過ぎる。
岩稜
ニュウの頂上目前の岩場。
あとほんの少し。でもガスガスです。
ガス
景色もガスガスで望めない。
八ヶ岳も雲の中。
三角点
山頂に登り、2,352.2mの三角点にタッチ。
記念撮影
山名板は無いので、山頂付近の岩の上に立ち記念撮影。
周りは真っ白。(残念)
北側
山頂の岩場から降りる際、北の方はガスが取れて、白駒の池が見えます。
休憩
尾根まで降り、昼食にします。
丁度良い岩を背もたれにして、相方の休憩専用シート^^
最近これに、嵌ってますね。
実際、疲れが良く癒されるとのことです。
湯沸かし
今回は、バーナーでお湯を沸かして、カレーメシ。
おにぎりをぶち込んで、増量。
スープにきゅうりの塩昆布漬けです。
カレーメシ
いただきまぁ~す
どれも、旨し^^
芋虫
直ぐ近くに、黒い芋虫がいました。
何の幼虫かな?
Googl先生によれば、「セスジスズメ」と言う蛾の幼虫らしいです。
こんな、2,000mの標高でも虫はたくましく生きているんですね。
さて、お腹もいっぱいになったので、下山します。
登ってきた道を戻るピストンでの下山です。
濡れた斜面なので、滑らないように気を使いながらの下山。
苔
木の間の生えた「ミヤマハナゴケ」
周りの緑の苔とはチョット違った苔です。
この他、「サルオゴセ」と思われるモノもありました。
滑る
少し晴れてはきたが、斜面は相変わらず濡れてドロドロ。
根っこはチョー滑る。
一歩一歩、気を使いながらの下山は、思った以上に疲れる。
一番滑らないのは、岩かな?(苔の生えていないやつ)
試行錯誤をしながら下って行きます。
にゅうの森
にゅうの森。
この案板、登って行く時には気が付かなかった・・・・・汗
何気に「コケ丸」が可愛い^^
湿原は晴れ
白駒湿原に到着。
すっかり晴れて気持ちがいい。
陽射しは強くて痛いくらいです。
木道
白駒の池のほとりの分岐に到着。
白駒荘方面へと向かいます。
後で知ったのですが、池の周遊路は反時計回りの一方通行らしい。
但し、混雑時のみ・・・・
今日はどうなの?
乳(ニュウ)
周遊路との分岐点にあった、「乳(ニュウ)」の看板。
先筆でもあるが、本当のニュウ表記は?
疑問が残るねぇ^^
白駒の池
すっかり晴れた、白駒の池。
朝の真っ白の状態からは想像も付かない・・・・
などと思いながら、写真を撮っていると、
背後から「わっ」と、大きな声。
スッテンコロン
相方が、木道で滑って転んでいます。
両足とも滑って後方に転んだようです。
ザックがクッションとなってくれたので、怪我はありませんでした。
本当に、濡れた木道は滑るので要注意です。
二人ともビブラムソールなのですが、濡れた木道(少し古くなったモノ)は、すげー滑ります。
モンベルのトレールグリッパーが濡れた岩等、滑らないとのうわさ。
気になりますね。
白駒荘
白駒荘前に到着。
相方はトイレを借りに行きます。(有料100円・ペーパーは流せないとの事)
外のベンチ(利用者用以外の所)で、ザックを降ろして待ちます。
池
待っている間に、白駒荘前からの池をパチリ♪
晴れて絵画のような風景。リフレクションもいい感じですねぇ~
綺麗です。
東屋から
駐車場へ向かう途中湖畔の東屋からパチリ♪
手前の白樺が良いアクセントになっています。
白駒分岐までは、登りなので息が上がってしまった・・・・
その後登山口まで下り・・・
帰還
国道を渡り、駐車場へ到着。
インプまで戻ってまいりました。
靴を履き替え、活動終了。
小雨が降って濡れた道の状態を確かめつつ慎重に行動するも、二人とも濡れた木道で転んでしまうというアクシデント。幸い大事には至らなかったが・・・
また、序盤に道を間違えて1時間以上ロスをしてしまった事、これほど滑る道は初めてだったので慎重に歩いた為、時間が掛かり過ぎてしまった。
これで、絶景に癒されていれば良かったのでしょうけれどね。
まぁ、こんなことも有る思い良き経験として、怪我をせず安全登山を心掛け、楽しい山行としたいですね。
ってことで、最後まで見ていただき
ありがとうございます^^
おしまい