荒船山へ

2025年1月19日 日曜日

荒船山(あらふねやま)別名 経塚山(きょうづかやま) 1,423m
日本二百名山 ぐんま百名山
妙義荒船国定公園内の山。西上州の険しい山々の中で、平坦な頂上部持ち独特な山容を見せる。
険しい山々の荒波を進む軍艦を思わせることから、荒船山と名付けられた。
テーブルマウンテンともいわれ周囲は100m〜200mの垂直の崖になっており、艫岩(ともいわ)展望台からの眺望は素晴らしい。

本日の活動(山行)コース



昨日は思ったよりも天気が良かったので、昨日に来ればよかったと、少々後悔。

今日も午前中は天気が持ちそうなので、山行へと向かいます。

下道だと登山口まで2時間以上かかってしまうので、高速でビューンと移動。

上信越道下仁田ICで高速離脱。国道254号を西進。内山峠へ向かいます。

県境の内山トンネルを抜けて長野県へ。

旧道を越えた先を左折。


林道星尾線


林道星尾線と入り、荒船不動尊へと向かいます。

思ったより積雪もなく、乗用車でもOK。


駐車場


積雪はないが、急坂を登り、2キロ弱。

荒船不動尊の駐車場へ到着。

駐車場には我々の車のみ。


身支度をして、行動開始。

外気温はマイナス2℃と、比較的暖かめ。


荒船不動


少し登ると、荒船不動の社殿。

拝殿に寄り、合掌、礼拝。

ご挨拶と、安全登山を祈願。


氷瀑


不動の脇に登山口があります。

沢沿いの道を行きます。

見事に凍っている、小さな滝。


凍った沢


沢の水も見事に凍っています。

まるで、シャッタースピードをかなり遅くした写真のようですね。


渡渉


渡渉も氷の上を行きます。

滑らないように注意!




日影の沢沿いなので、マイナスの気温。

しかし、登りなので意外と暑くなってきたので、ミドルウェアを脱いで、

アンダーとアウタで登ります。


分岐


駐車場から約1時間。星尾峠に到着。

コースタイムでは50分でしたが、それほど遅く歩いた感じはない・・・・

真新しい道標。

山頂まではあと2キロ。


南側斜面


切り通しをとおり、南側斜面を行きます。

雪は南側なので日影にあるくらい。

土が、少し緑色っぽい・・・・(写真ではわからないか・・・)


ブリッジ


何本かの大きな倒木が登山道を塞ぐ感じであったのを、乗り越えた先には、

鉄製の橋。

相方曰く、ゴム製の橋かと思ったそうです。

見た目、そんな感じの色ではありますが・・・・・


崩落


この先には、災害により崩落してしまった登山道。

注意して、行けばトラバースできました。


アルプス


尾根に出て、急登を登りながら振り返ると、

木々の間から、アルプスがクッキリと・・・・・

絶景を見ると体力回復です^^


階段


しかし、目の前には階段地獄・・・・・

頑張って、登ります^^

さっきから、足の筋肉に違和感を感じます。


分岐


経塚山分岐に到着。

右へ行くと山頂。左へ行くと艫岩方面。

違和感があるので、少々休憩の後に山頂へと向かいます。


チェーンスパ


分岐から少し登ったところで、本日初めて他の登山者に会いました。

その方の話では、山頂直下は圧雪なので、滑り止めが必要との事。

さっそく、チェーンスパを装着します。

モンベルのLWチャーンスパイクなのですが、装着するのに少々てこずり(手袋が挟まったりして・・・結局、素手で装着)

二人で15分近くかかってしまいました。

ブラックダ○ヤモンド製のように、かかと部分にアシストベルトがあると、もっと装着しやすくなるんですけどね・・・・

モンベルさん、改良よろしくお願い申し上げます。



急登


チェーンスパの威力は絶大。

急登もサクサク登れます。


山頂


サクッと、山頂へ到着。

駐車場から1時間45分かかりました^^

まぁユックリ登って来ましたからね^^


記念撮影


祠に向かい、合掌礼拝。ご挨拶をしてから、

山名板を持って、記念撮影♪


三角点


1,422.7mの三角点にタッチ。


国体の碑


第33回国民体育大会の記念碑。

33回国体、やまびこ国体は1978年(昭和53年)長野県で開催。

山岳登山競技が、ここ荒船山で行なわれたそうです。


山名板


その後ろの木には、小さな山名板。

こちらは、「経塚山」です。


八ヶ岳


山頂の木々の間からの八ヶ岳。


北アルプス


山頂からの眺望は、木々があるので、この程度です。

北アルプス。


浅間山


きっと、夏は木々の葉っぱで殆ど見えないでしょね。

浅間山。

さて、艫岩の方へ向かいましょう。


奥宮


山頂からの下りは、チェーンスパイクが大いに活躍。

安心して下れました。無かったら無理でしたね。

経塚山分岐を艫岩方面へ。

緩やかなアップダウンがあるものの、ほぼ平坦な道を行きます。

そう、下界からみたあの、平らな部分を歩いて行きます。

少し進んだ所に、荒船神社奥宮がありました。

合掌礼拝。ご挨拶をします。


石碑


その先には、「皇朝最古修武之地」と言う石碑。

案内看板によると、この文字の謂れは、

信州にある建御名方神(信州諏訪神社)が、冬場の寒さが厳しく海も無い信州では、
天照大神の命による「野菜、魚以外は殺生食してはならない」とのことでは、生きて行けない。
そこで、猿・鹿を食べても良いかと聞きに訪ねたところ、天照大神は「ならぬ」との返事でした。
そこで、温暖な平地で、海にも出られる関東の地へ領地を拡大すべく戦の準備を始めました。
この事を知った、経津主神(香取神社)と津御雷之男神(鹿島神社)は、
建御名方神(信州諏訪神社)を迎え撃ちにすべく、信州境にあるこの地へ赴き、陣を構えた。

名だたる軍神たちが戦いを起こせば、国が荒れることを心配した天照大神は、孫であるニニギをこの地へ使わせ、3神の和議を結ばせた。

この言い伝えを記したものと言われています。


実際に石碑に刻まれた年号は、昭和九年ですね。


火の用心


先へ進むと、相当古そうな「火の用心」の看板。

「東京栄林局」も右から読みですね。


水神社


小さな沢があります。渡渉した先には、「水神社」

水量はそれなりにあるのでしょうか?今は凍っていてよく解りません。


避難小屋


頂上から約30分。荒船山避難小屋に到着。

立派な小屋です。


土間


半分は、土間になっていて、東屋風になっています。


小屋内


小屋の中は綺麗に整頓され、しっかり雨風が防げそうです。

残念なのは、トイレが閉鎖されている事ですね。


展望所へ


小屋の先に艫岩展望所があります。


絶景


目の前に絶景が広がります。

思わず「おおお」っと声が出ます。



記念撮影


艫岩の淵へ立って、パチリ♪

高所恐怖症の私は、これ以上崖に近づけません。

崖を覗き込んだ相方曰く、「ほんとに切れ落ちてる。少しえぐれてる感じ」との事。



東北


崖の淵から、東北方面。





右の方から、赤城山、谷川岳、榛名山、草津白根山、浅間山・・・・


北西


北アルプスも山々。手前が内山峠。


西


八ヶ岳には雲がかかってますね・・・・・




この方向と山の名前の書いてある円盤はなんという名前なのでしょうか?

結構景色の良い山頂に設置されてますよね?


見下ろす


意を決して、木が多めの所から下を覗き込んでみる・・・・・素早くパチリ♪

自分の影が見えるかと思ったが見えませんでした。

国道254号の第一洞門が見えますね〜


2℃


避難小屋の土間テーブルにあった温度計は2℃

ちょっと寒いかな・・・・・


山頂飯


テーブルで昼食にします。

暖かいコーヒーとスープに手作りおにぎり。

旨し^^

ユックリと、コーヒーを堪能。

暫く休憩してから下山します。


崩落地点


足の違和感は消えず、筋肉痛へと変わって来ました。

すこし、風邪気味だったのが良くなかったのか?

ユックリ降りてきて、崩落部分まできました。


鉄橋


チェーンスパを装着したまま降りて来たのですが、

鉄製の橋は左に傾いていて、鉄同士だと、かなり滑ってキケン!!

一歩一歩慎重に渡ります。


日影


日影の沢沿いを下る時は、チェーンスパがあって正解です。


不動尊


荒船不動尊に到着。

下山報告と、御礼を申し上げます。

ここで、チェーンスパイクを脱ぎました。


帰還


14時10分。駐車場のインプに到着。


8℃


この時、外気温は8℃と暖かい。

靴を履き替えて、活動終了。





この後、内山峠登山口を見てから帰る事としたら、

峠に向かう旧道上、道路の真ん中に雉!!

このキジ、全く動かない?

車で脇まで行って、この写真を撮っても動かない?

何かあるのか?何か一点を見つめている感じなのだが・・・・

写真を撮っていると、急に我に返ったように、慌てて飛んで行きました。

何だったんだ?


荒船山


内山峠登山口には、1台だけ停まっていました。

旧道と国道の合流地点からの荒船山。

見事な山体を見せています。

荒船山、今日はありがとう!!


また来るね〜





ってことで、最後まで見ていただき

ありがとうございます^^


おしまい










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