世界遺産日光へ
其の壱
2022年6月18日 土曜日
ようやく、コロナ感染が下火になりつつあり、
行動制限も解除され、来月あたりからは、海外からのインバウンドも増えるとの事。
そうなると、例の大陸からの外国人が大挙してやって来そうな感じが・・・・
実は、日光にあまり行かなかったと言うか、通過ばかりしていた理由の一つが
大声で喋る大陸の人たちが多いこともありました。
そんな訳で、大陸に人たちが来る前に、数十年ぶりに日光東照宮へ行ってみることにしました。
準備をして、8時40分頃自宅を出発。
いつものスタンドで、ハイオク満タン。
また少しガソリンが高くなってます(167円/L)
上武国道を南下し、県道4号(前橋赤城線)を北上。
大鳥居
いつもの大鳥居をパチリ♪
今回は、青信号です。ここのところ、青が多いかな^^
この後、馬事公苑の交差点を右折し、国道365号を東進。
大間々で国道122号(ワンツーツー)へ。
30`攻撃
渡良瀬川沿いへ出たとたん、渋滞。
なんで?と思ったら・・・・・十数台前の車がノロノロらしい。
上の写真は、何台か曲がったりして少なくなったが、5台目がその車。
おそらく、30`以下の走行。
遠くて判りませんが、お歳を召した方が運転しているようです。(枯葉マークがあった)
出来れば、制限速度(50`)で走って頂きたいですね〜
暫くして、その車は曲がって行ったので、ホッしました^^
曲がる際も、10`以下(ほとんど止まりそうな速度)でしたよ。
日足トンネル
やっぱり、撮ってしまう・・・日足トンネル。
その後、順調に走り・・・・・
到着
駐車場は、満車。暫く待ちます。
端っこ駐車
5分ほど待って、駐車場へ入れました。
運よく、端っこに駐車。ラッキー^^
準備をして、散策へ。
東照宮へ来たのは、私が中学生の旅行以来だと思うので、40年以上前。
相方に至っては、小学生以来だそうです。
そうそう、このレポ中、各建物など数多くの重要文化財や国宝がありますが、簡単な説明だけにします。
皆さん良くご存じだと思いますし、もっと詳しく知りたい方ははネットで検索して下さいね。
宝物館
前に来た時には、もちろん無かった宝物館。
竣工が2014年だから、あたりまえですよね。
こちらは、パスして行きます。
石塔
東照宮の文字は渋沢栄一氏が書いたもの。
石塔の横に、その旨書いてあります。
参道
参道は手前が広く、奥が狭くなっていて、遠近法により実際の広さより広く見えるようになってます。
石鳥居(重要文化財)
日本三大鳥居の一つ。高さ9mもあります。
ちなみに、三大鳥居はこの日光と鶴岡八幡宮と京都八坂神社の鳥居だそうです。
照降石
照降石(てりふりいし)は、石鳥居の手前中央にある、斜めの模様の入った石。
なんでも、黒い部分の濃さによって、天気が判るそうだ・・・
五重塔(重要文化財)
石鳥居の前で脱帽、一礼し、鳥居をくぐりすぐ左側に五重塔があります。
高さ35m。一度落雷により焼失したが、1818年に再建されたとの事。
有料
塔の周りにある柵の中に入るには、有料。
塔の一階に施された十二支の彫刻を見るためには、入るしかありません。
300円
拝観料300円を払い、今回おまけのクリアファイルをもらう^^
さて、それでは見て行きます。
寅
先ずは、東側の向かって右に家康公の干支「寅」
干支
その左には、「卯」。
「卯」は、二代将軍 徳川秀忠公(家康公の三男)の干支。
そしてそのまた左には「辰」・・・・・
あれ!「辰」が写ってない・・・・・失敗・・・・汗
写真がないが、「辰」は三代将軍 徳川家光公の干支です。
家光公と言えば、そう!
ここ東照宮を建てた人ですよね。
この親子孫の干支が、五重塔の正面を飾っていると言うことですね^^
巳・午・未
時計回りに廻り込み、南側には、「巳」「午」「未」。
申・酉・戌
さらに西側には「申」「酉」「戌」。
亥・子・丑
そして北側には、「亥」「子」「丑」
十二支が「子」から始まるのが普通だが、家康公の「寅」から始まっている事から
家康公に対する畏敬の念が強く感じられますね。
心柱
内部は公開されていたんですが、撮影禁止だった(しっかりと目に焼き付けた・・つもり)ので、仕方なく看板の写真をパチリ♪
きらびやかな、心柱ですね〜
ある意味、綺麗すぎる感は否めない。
浮いてる
床下の心柱。(心柱の一番下の部分)
浮いているのが、判りますか?
格子が邪魔で良くわからないし、良く撮れない・・・・汗
上手く撮れなかったので、看板の写真を再びパチリ♪
これなら、判りそうですね。
この心柱はスカイツリーの設計にも応用されている事は有名ですよね。
ちなみに、心柱は4階の屋根部分付近で吊り下げられているそうです。
1300円
ここから、先は拝観料が掛かります。
自販機に並んでいたら、窓口のおねーさんが「こちらでも、買えますよ〜」って声を掛けてくれました^^
優しいおねーさんから拝観券を購入^^
大人1,300円也。
「拝観券を表門に係員がいるので、そこへ出して下さいね。」って説明まで・・・・ありがとうございます^^
表門(重要文化財)
おねーさんに言われた通り、表門に向かいます。
係の人に拝観券をもぎってもらう前に・・・・・
阿吽
表門には仁王様が鎮座。
この「阿形」「吽形」を、パチリ♪
中へ入ってからだと、撮れませんから^^
兜石
足元にあった、兜石もパチリ♪
この兜石は、祭事の際祭具を建てる為の穴が開いて、その蓋ですね。
係の人に、拝観券をもぎってもらい、表門をくぐり中へ。
表門の彫刻も様々。
獅子や象も・・・・
下神庫(重要文化財)
三神庫の一つの下神庫は修復中。
その為、見ることはできません。
中神庫(重要文化財)
下神庫の奥には、中神庫があります。
下神庫の修復の足場があるので、全体を写せません。
かといって、足場がなくても写せるかどうかは不明^^ですけど・・・・
上神庫(重要文化財)
中神庫の隣に校倉造りを模した、上神庫。(下神庫、中神庫も校倉造りを模してます・・・)
この三神庫(下・中・上)の中には、祭事で使用する1,200人分の衣装や祭具を収蔵されているとの事。
象
上神庫の側面上部には、「想像の象」
江戸時代、本物の象を見たことがある人がいなかったので、絵師が想像で描いたそうです。
神厩舎(重要文化財)
上神庫の反対側には、神厩舎(しんきゅうしゃ)。
御神馬(ごしんめ)の厩(うまや)。昔から馬を守るとされている猿を描いた8枚の彫刻が施されています。
これらは、猿の一生を人の一生になぞり、世代ごとに風刺したものとの事。
三猿
中でも、「見ざる」「言わざる」「聞かざる」の三猿は、あまりにも有名ですよね。
その三猿は、左から2枚目。
幼年期を風刺したもので、
人の幼年期は見て良い物、見てはいけない物、言って良い事、言ってはけいない事、聞いて良い事、聞いてはいけない事。
この様に、人には分別が必要であると同時に幼年期の教育が重要であるとの事だそうです。
8枚ある彫刻には、各々そう言った風刺の意味があるんですって!
興味のある方は、調べてみるのも面白いかもしれませんね。
後で私も調べてみようかなぁ・・・・
唐銅鳥居(重要文化財)
神厩舎の先で参道が直角に曲がっていて、そこには唐銅鳥居(二の鳥居)があります。
北辰の道起点から
唐銅鳥居の中央から延長線上の直角に曲がった端の所から3枚目のひし形の石畳が、北辰の道の起点と言われてます。
説明が下手でわかりずらいかなぁ・・・(文章力がない・・・・)
ここから、陽明門を鳥居の中見るアングル(写真参照)にすると、その上方にはちょうど北極星(北辰)が来るように配置されているそうです。
今は、昼間なので北極星は見えませんが・・・・
それと、私の身長では屈まないと、このアングルになりませんでした・・・・汗
水盤舎(重要文化財)
鳥居の手前左に水盤舎。コロナの影響で封鎖中です。
輪蔵(重要文化財)
唐銅鳥居をくぐり、左手に輪蔵。
経典を貯蔵しておく経蔵。中には八角形の回転式輪蔵があるが、非公開だって・・・・
鉄燈籠(重要文化財)
陽明門に上がる石段の右脇にあるのが、鉄燈籠。
伊達政宗公がポルトガルから取り寄せた南蛮鉄で鋳造し寄贈したので、南蛮鉄燈籠とも言われる。
しかし、一説では青森の南部鉄を使ったのではないかとも・・・・
私個人的には、南部鉄の方を推したいですね。
飛び越えの獅子
石段を登った両脇に柵を支えるように彫られた獅子。
地元日光の石工が彫った「飛び越えの獅子」。
反対側は、木の柵があって写真を撮り辛いのでこっち側(右側)だけパチリ♪
え?なんで「飛び越えの獅子」なのかって?
なんでも、家光公がこれを見た時に「おお!まるで獅子が柵を飛び越えておるようだ!」と、言ったとか・・・・
陽明門(国宝)
さて、目を正面に向けると、日光東照宮のシンボル、「陽明門」が・・・・
平成の大改修を終えて、煌びやかさが一層増した感じです。
直ぐには陽明門には行かず、鐘楼(右側は改修中)の脇を廻廊沿いに進み、廻廊の彫刻を見て行きます。
沢山の動物や植物が彫られている中で、
この彫刻は、梅の花と何かの動物なのでしょうけれど・・・・わからず。
黒い部分が動物?相方も判らない様子です。
改めて見てみると、梅の花がメインなのでしょうか?
象
上神庫の「想像の象」の反対側の側面にも、「象」がいました。
先ほどの表門にあった象に似てますね〜
きらびやか
陽明門に戻り、写真を撮って行きます。
囲碁
中段には、子供が遊んでいたり、囲碁をしていたりと平和な世の中を表すような彫刻。
獅子
なんとなく、可愛らしい表情の獅子。
獅子の表情も様々・・・・・
布袋様?
奥の方に七福神の布袋様のような長い頭をした彫刻も・・・・
廻廊の向こう側なので七福神かどうか後で確かめましょう^^
と思っていたのですが、確かめるのを忘れました・・・・汗
廻廊彫刻
立派な彫刻がズラリ並んでます。
謎
門の両脇に鎮座するこの方(右側)。そして・・・・
この方(左側)。
調べてみても、誰の像なのかはっきりしません。
家康公の象徴でもある寅の革を敷いて座る翁。
袴の家紋は、織田信長の家紋(織田木瓜)であるが、上着に施された文様がわからない為、
この両人物が誰なのかは不明らしい。
全くの謎です!
まぁ、少なくても私の家の家紋ではないです^^
風鐸
ってことで、長くなって来たので!!
其の弐へ