たぬきを見に!
2021年2月21日 日曜日
未だに首都圏の緊急事態宣言は解除されずにいます
なので、県内だけの移動を心がけて行きます。
上毛かるたの中で、行った事がない所へ向かいます。
雑多な家事を済ませて、自宅を午前9時45分頃出発。
いつものスタンドでハイオク満タン。
国道17号を南下。
道の駅「おおた」
道の駅「おおた」にて休憩。
店内
店内はいつもより、品数が多いようです。
特に、買う物もないので、マッタリ見て行きます。
スバル360
店内の一角に、スバル360が展示中。
さすが、太田!
酒まんじゅう
相方が酒饅頭を買って来ました。
インプの中で食します^^
この後、国道354号を東進し・・・・
到着
駐車場へインプを停めて、散策開始。
ダークダックス音楽館
ダークダックス音楽館がすぐ横にあります。
若い方は、知らないかも・・・ダークダックス
まだ、開館していないようですね。
今回の目的地の一つは、上毛かるたの「ふ」の札。
「ぶんぶく茶釜の茂林寺」の茂林寺
正式には、青龍山 茂林禅寺って言うんですね。
門前に何軒かの土産屋が並んでいて、それを過ぎると直ぐに・・・・
総門
1468年建立の「総門」があります。
それほど大きくはない総門です。
総門をくぐり、境内へ。
山門までの十数メートルに、たぬきの置物(信楽焼)が両側に並んでます。
数えてみると、21体もあります。
茶釜
たぬきの茶釜もありますね。
「ぶんぶく茶釜」お話は、みなさんご存じとは思いますが、
あらすじはこんな感じ・・・・
茂林寺に毎日遊びに来ていたたぬき、和尚様に可愛がられていましたが、
ある日、悪い人に捕まりそうになったとき、茶釜に化けて胡麻化したのだが、たぬきに戻れなくなってしまった。
その後、道具屋に売られ、茂林寺の和尚様が買ったのだが、
夜な夜な、しっぽが生えたり足が生えたりしたため、古道具屋に出されてしまう。
古道具屋にも正体がばれたが、古道具屋は良い人で、たぬきに同情してくれた。
古道具屋は貧乏で、喰うや喰わずだった。
そこで、たぬきは見せ物として踊ったり、綱渡りをしたりと人気を得て、裕福となった。
しかし、たぬきは長い間、茶釜になっていたため、病気になり死んでしまう。
そこで、古道具屋は可愛がられていた茂林寺を訪れ、
茶釜となった、たぬきの供養をお願いした。
と、いったお話です。
気になる方は、ググってみて下さい。
(私も、子供のころに絵本か何かで読んだだけだったので、すこしググりました…汗)
聖観音
たぬきの置物の向こうから、観音様が見守られています。
山門
1694年建立の「山門」通称赤門。
この山門の赤門に対し、先の総門は黒門の通称がついてます。
たぬき
赤門の下は、ベンチが設置してあり、
その一部は、このたぬき専用のようです。
本堂
赤門を抜けると、正面に本堂。
(カメラアングルは左に逸れて撮ってます。)
たぬきたち
本堂に向かって左側に「守鶴堂」があります。(全体写真撮り忘れ)
そこに、信楽焼のたぬきが沢山奉納されてます。
中には、信楽焼ではなく、石堀のもありますね。
大サワラ
境内にある「大サワラ」(ヒノキ科)
樹齢 280年以上、幹回り4.9m
元禄3年(1690年)ごろ植えられたとのこと。
よりもい
受付小屋にTVアニメの「宇宙よりも遠い場所」通称「よりもい」のポスター。
館林が舞台のアニメ
ここ茂林寺も「よりもい」の聖地巡礼地なんですね。
ちなみに、今年2月からGTV(群馬テレビ)で再放送されてます。
茂林寺
曹洞宗の名刹(名高い寺)青龍山茂林寺は、大林正通(禅師)により1426年開山。
御本尊様は釈迦牟尼佛(しゃかむにぶつ)様
参拝をします・・・・合掌
アニメ「よりもい」の主人公たちがたびたび訪れて話し合いをする赤門下のベンチ。
その横を通り、境内を出ます。
茂林寺公園
先日の多々良沼に来た時に比べ、風が弱く、
日差しが、ぽかぽかです。
すぐ隣の、茂林寺公園を散策します。
茂林寺沼
沼に沿って、歩いて行きます。
沼の下流の橋を渡り、駐車場のトイレで用を足して、
沼の脇の茂林寺川添いを行きます。
茶釜
茂林寺川にかかる橋には、茶釜のたぬき。
対岸の欄干にも、茶釜たぬき。
こっちの方が、赤いですね。
後姿
後から見ると、なんだかわからないです。
牝たぬき
反対の欄干には、牝だぬき。
おっぱいが大きいのと、股間の大きいなものがありません。
リボンの髪飾り?もしてますね^^
遊歩道
ここからは、茂林寺沼の湿地帯の中の遊歩道へ。
一応、木道が設置されているので、大丈夫てしょう^^
湿原
20m程度でカヤの群生を抜け、見晴らしが良くなります。
カヤは定期的に、刈り取られているようです。
正面に見える森は、茂林寺の森。
カモ
水辺にはカモの親子?
群れの方が正しいかな?
子ガモ
天然記念物
湿地帯の中に、記念碑?が立ってます。
「群馬県指定天然記念物、茂林寺沼及び低地湿原」
とのこと。
天然記念物だったんですね。知らなかった・・・^^
梅
茂林寺の参道土産屋で、小さいたぬきの焼き物を購入。
インプに戻ります。
館林市内を通り太田へと向かいます。
国道354号から、国道406号を通り太田市内へ
県道321号を北上。
鳥居?
鳥居なのか、門なのか?
一応山門なんでしょうか?
到着
駐車場へインプを停めて散策開始。
白梅
子供広場的な公園?にある梅が綺麗に咲き誇ってます。
この公園から境内へ。
大光院新田寺
大光院新田寺。
ここは、上毛かるたの「お」の札。
「太田金山子育て呑龍」の呑龍様のお寺。
本来なら、山門から参拝するべきなんでしょうけれど、駐車場の位置関係で
脇から入る形となります。
臥龍松
本堂の前には、臥龍松(がりゅうまつ)と呼ばれる大きな松があります。
開山堂
実は、こちらが本堂だと思ってました。
開山堂が正しいようです。
鬼瓦
立派な鬼瓦がてっぺんに鎮座。
鬼瓦
軒の正面にも鬼瓦。
三つ葉葵
よく見ると、徳川葵(三つ葉葵)の家紋。
なぜ、ここ大光院に徳川葵か・・・・?
甍
甍が綺麗。
光の使い方が(カメラ)がよく解らないです。
うまく撮れるようになりたいですね。
本堂の裏手に回って来ました。
呑龍上人御廟(どんりゅうじょうにんごびょう)
呑龍様の御廟。お墓ですね。
遅くなりましたが、子育て呑龍様のお話ですが、
江戸時代前期に呑龍様が大光院(ここ)というお寺を作りました。
このお寺は、徳川氏の祖である新田義重を祀る為に徳川家康公の命を受け建立された寺なのです。
(徳川葵があるのはこのため)
新田義貞は義重から下ること7代目となるとのこと。
(新田義貞の事は後日書き込みます)
で、子育て呑龍様の話ですが、
大光院は今でいうところの孤児院も兼ねており、
孤児たちを、呑龍様の弟子として迎え寝食をと共にし子育てを行っていた。
そんな中、親の病気を直したい一心で、鶴を殺し鶴の生き血を親に与えようとした源次兵衛という少年。
当時、館林の鶴は家康公の御手放ちの鶴を捕らえる事、まして殺す事などは御法度だったので、
親孝行のためとはいえ、法を犯した源次兵衛は大光院へ逃げて来ます。
話を聞いた呑龍様は、源次兵衛を匿います。
ですが、話が露呈し、呑龍様は犯罪者を匿った罪を幕府より叱責されます。
そのため呑龍様は大光院を出て、小諸の仏光寺で隠匿生活に入ります。
長きを経て、幕府からお許しが出て、再び大光院に戻られたそうです。
ちなみに、源次兵衛は呑龍様が大光院を出る際、頭を丸め「源龍」と名を変え、呑龍様の弟子として
小諸の地へ行き、隠匿生活も共に過ごした。
赦免の後、呑龍様は大光院へ帰ったが、源龍は小諸の仏光寺に残った。
こんな感じですね。
墓前にて、手を合わせます。
ってことで、長くなって来たので!!
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