県内探訪
其の弐

2020年10月4日 日曜日


引き続き、内堤の上を歩いて行きます。

墳丘と内堤の間、内堀内に円形の構造物があります。

中島


中島といわれ物だそうです。

この中島、墳丘の後円墳を囲むように4か所あります。




2段になっている、中島。

周りには、円筒埴輪が巡らせてあり、椀などの土器が多数出土したことから、

古墳における祭祀の場所とも、近親者の埋葬施設ではないかと謂われている、とのこと。

未だに解っていないこともたくさんあるんですね〜。


前方


ぐる〜っと廻って、前方後円墳の前のほうへ戻って来ました。

三段に作られた墳丘。

写真後部の樹木と比べると、その高さがお判り頂けると思いますが、

かなりの高さがあります。


内堀


内堀に降りて、パチリ♪

外堀よりも、幅がありますね。(約20m位)深さは変わりません。

さて、いよいよ墳丘に上ります。


壱段目


一段目にも、円筒埴輪が巡らされています。

幅は、3〜4mといったところかな。


弐段目


2段目になると、一気に幅が半分位になりますね。


参段目からの中島


三段目に上ると、かなり良い眺め。

先ほどの、中島と内堤(円筒埴輪が直線に並んでいるところ)とその外側に、外提。


前方から見た後円


先ずは、前方のほうへ。

三段目は、平ではなく後円部分が一番高く、前方も高くなっています。


前方


ちょうど、馬の背のような形状ですね。


後円


後円に上る斜路。

上るにつれ、かなりの角度になってます。

最大斜度30度はあるでしょうね。


内部へ


後円に上ると、玄室への入り口があります。

これあるの全く知りませんでした。

早速、降りてみます。


石棺


中には、舟形石棺と竪穴式石槨(たてあなしきせきかく)




明治時代に、盗掘に会い実際にこの玄室に何人が埋葬されていたのかは、不明だそうです。

とりあえず、合掌。


地上へ


小さな玄室(6畳位)を後に、地上へ。



後円の上から


改めて、後円の上から見下ろします。


円筒埴輪の中


円筒埴輪の中はこんな感じです。

灯りなどは、燈すことはないのかな?


後円から前方を望む


こうしてみると、古代の人々はここからどんな景色を見ていたのか?

想像するだけでも、面白いですね。

さて、墳丘を降りましょう。


円筒埴輪



円筒埴輪U



円筒埴輪V


八幡塚古墳を後にします。


次へ


次は、隣にある古墳へ向かいます。


二子山古墳


二子山古墳です。

二子山古墳は、この保渡田古墳群で最初に作られた古墳だそうで、

先ほどの八幡塚古墳と同様の前方後円墳。

墳丘長108m外堀までの総長は213mと、八幡塚より大きい。


復元模型


案内板の横には、復元模型があり、ほぼ八幡塚古墳と同様の形をしています。


後円から


散策の道は、後円の後方から一気に上る格好になっています。


枕木


墳丘への階段は、枕木が使われてますが、所々腐ってますね。


中島を望む


一気に後円の上へ登り立つと、4方向にある中島(祭祀場)が見て取れます。

こちらの古墳にも、数千本の円筒埴輪や人物動物埴輪などが巡らせてあったと思われ、

数多くの埴輪片が発掘されているそうです。


石棺写真


玄室には入れず、後円の上に石棺の実物大写真が設置されてます。


説明看板


詳しいことは、説明看板をお読みください。

って、読めるかなぁ・・・汗


財宝?


こちらも、盗掘にあってしまったらしく、破片から推定された物は、

金製の装飾具、ガラス玉をあしらった金銅製の冠または履、雲母製装身具、

金銅製馬具、金銅製胡ろく(ころく・矢入れの道具)、多量の玉類(勾玉、管玉、丸玉、臼玉)、

鉄刀、鉄鏃(矢じり)、挂甲、鉾、鉄製農工具など、

当時の一級品ばかりだそうです。


石棺の姿


2003年〜2005年の調査時の石棺の写真。

盗掘による、石棺の破壊跡があるそうです。(どこが破壊跡なんでしょう?)


後円から前方を望む


八幡塚のように、復元されていないので、草が生え放題。

5世紀ごろの実際の姿は、どちらの方が近いんでしょうか?


コスモス


外堀と内堀には、コスモスが植えられています。

そのため、堀の深さを感じられません。

ちなみに、コスモスは1部咲ですね。


インプ


博物館駐車場で待つ、インプに戻ります。


この後、県道123号を北上、県道26号⇒県道15号⇒県道33号へ

伊香保を通り・・・


定番直線


榛名山へとやって来ました。

上空は、がん曇り・・・・汗


一応、榛名湖を一周し・・・・


榛名湖駐車場


それにしても、人が多いぞ!

ソーシャルディスタンスを取りましょうね^^

ってことで、駐車場で暫し休憩。





ぼーっとヒューマンウォッチングをしていると、馬が子供を乗せて歩いてきました。

ブラッシングが行き届いていて、綺麗な馬肌(←って言うのかな?)


馬U


こちらは、また違うお馬さん。

赤毛ですね。


この後、裏榛名(県道28号)を駆け下り、原町方面へ


原町の大ケヤキ


原町の大ケヤキ。

樹齢1000年(推定)の老木。


ケヤキの脇を通り、中之条から新治へ抜ける大道峠(県道53号)へ


狭小路


その大道峠の途中、脇道へ逸れて、道幅一車線のほぼ林道へ。

くねくねと、上ること約3分。


到着


突発的に寄ることにしたところへ。


冨澤家住宅


国指定重要文化財「冨澤家住宅」




典型的な、田舎の養蚕茅葺住宅。

でも、立派な建物ですね〜。

18世紀末に建てられた、国内最古の養蚕農家住宅だそうで、

2階は、養蚕する所になっています。


インプ入り


住宅内も見学できるのですが、相方が助手席で爆睡中の為、

今回は、住宅内見学は見送り・・・・汗


ハチの巣


駐車場側の軒下に、大きなハチの巣。

蜂がここに作ったのか、人工的なものかは不明。


この後、みなかみ町に抜けて・・・・


たくみの里


夕方のせいか、人が少ない、たくみの里を走り抜け、


相俣ダム


赤谷湖の相俣ダムへ

ダムの対岸は先の豪雨で、土砂崩れが発生したとのこと。

ダムは大丈夫だったようです。


インプ入り


インプ入りを何とか引き、パチリ♪


この後、一旦国道17号へ出て、赤谷湖のローソン手前を右折。


県道270号相俣湯原線


旧町境の仏岩トンネル。

ここを抜け、旧水上町へ。


JACK THE TART FANTASY!ジャック・ザ・タルト・ファンタジーHP


美味しいと評判の、タルト屋さんへ寄り道。




店内には、カフェスペースもありますが、今日はお持ち帰り^^

定番のチーズタルトの他、パンプキン、はちみつ、抹茶、チョコ・・・等、購入。

この後、さっさと自宅へ


17時頃無事帰宅。



走行距離 186.5`



本日のお土産^^

チーズタルト、他(写真撮り忘れ。)


今日の教訓?(感想)

「県内だけでしたが、お花畑も古墳も良きドライブでした。」

今回、コロナ渦の自粛解除もありますが、できるだけ県内で楽しめる所をということで、


鼻高展望花の丘、かみつけの里、榛名山、冨澤家住宅と廻って来ました。

中でもかみつけの里と冨澤家住宅、タルト屋さんは、初訪問。

巨大古墳のスケールには圧倒されるとともに、古代の人々の凄さを感じましたね。

チーズタルトはとっても美味しい!!




ってことで、最後まで見ていただき

ありがとうございます^^











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