◆.
 
その1(300TOの場合)
 
風向は北東から南西までTOできます。
北東の場合は左の杉林の影響でTOが難しい場合があります。ブローのタイミングをのがさないでTOします。
本流が弱い西の場合でも風が弱い時は南西でTOできます。

始に、南から北東の場合を説明しましょう。

TO後左方向へ旋回します。
320TOと300TOの間、ここがサーマルポイント@です。
ここで、3m/s程度の風か有ればたいていリッジが取れます。
サーマルは間欠的にリッジに混じって上がってくるのでこれを逃さないようにしなければなり ません。

TO前のサーマルは小さいのでこれに乗れない人はなかなかゲインできません。
テクニックが必要なので小さいセンタリングを練習しておいてください。
サーマルポイントAは320TO前方にある松の多くある小山です。
ここはかなり高い確率でサーマルが発生していますが、ここのサーマルもかなり小さいので慎重なサーチが必要です。

サーマルポイントBはサーマルポイントAの先に連続した小さな尾根筋です。
最後のお助けサーマルの発生箇所なのであきらめずに粘れるだけ粘りましょう。
稜線の高さまで高度を落としてもLDには安全に戻れますが、西から南西の場合はあまり無理をしないでください。
●次に南西〜西の場合を説明しましょう。

TO後右方向へ旋回します。
斜面にそってリッジを取っているとサーマル間欠的に上がってきます。
こちらのサーマルも小さいのでこれに乗れない人はなかなかゲインできません。
ここでサーマルヒットできなかった場合はサーマルポイントAを攻めることになります。
西混じりの時は少し荒れているので歯をくいしばって下さい。
 
その2(320TOの場合)
 
TOはランチャー台になっています。
改修してずいぶん大きくなりましたが、その分先端から地上までが高くなっています。
失敗するとちょっと・・・・・いのでグライダーのコントロールが重要です。

TOしたら300TOと320TOの間でサーマルを見つけることになります。
要領は300TOの場合と同じです。ステイできるのであれば粘り強くステイしているとサーマルは間欠的に上がってきます。
渋いときに数機がフライトする場合、生き残りゲームに勝たなければ誰でもがゲインできるわけではありません。
 
その3(500TOへの移動)
 
 320TOで700m(200m程度ゲイン)まで上げたら後に続く尾根上にある500TOに移動します。
サーマルに乗ったまま+80m位で移動したパイロットもいますが、+200m以上あると安心です。
もし、500TOにたどり着けなくても320TO前には戻ってこれます。

戻ってこられなくても500TO下には緊急LD(50m×50m)があるのでここに降ろせます。
サーマルポイント@からサーマルに乗り続けて雨乞山を直接ねらうパイロットもいますが、ねらえる日が少ないので500TOへ移動したほうが確率が高いようです。
その4(小野山山頂へ移動)
 
500TOの周りにはサーマルが豊富に発生しています。特にTO左下の松の木付近からは強力なサーマルが発生する事があります。
当日の風向を考えてTOの左右どちらを攻めるかの選択が必要となります。
尾根は500TOから小野子山まで続いているので尾根筋をせめて行くのが良いでしょう。
途中雨乞山で1000m(+500mゲイン)まで上げたら次のデント(歯の形をした岩山)を攻めてみましょう。
1200m(+700mゲイン)上げると小野子山頂をトップアウトすることができます。
また、荒れているときは中央の尾根筋を利用すると比較的穏やかです。
十二ケ岳をクリアして小野子山へ直接戻るには1600m(+1,100mゲイン)は必要です。
たいていは十二ケ岳の南斜面から山頂でサーマルヒットできると思います。
あまり高度を失うと戻るとき雨乞山の稜線を越えられないので注意が必要です。
稜線が越えられなかった場合降ろせる場所がほとんどありません。特に南東の強いときははまります。
 
その5(子持山へ移動)
 
 小野子山山頂で1600m(+1,100mゲイン)まで上げたら子持山を攻めに行きましょう。
ここからの攻略ルートはおおまかに2つに分かれます。
1700m(+1,200mゲイン)まで上がっていれば子持山山頂へ直接取り付けます。
ルート@は電波塔を攻めるルートで約5.7kmの谷渡りになります。
吹き抜けになっているので、南東の風が強いときはかなり高度をロスします。
電波塔下の岩場に取り付くためには1450m(+950mゲイン)でも大丈夫ですが、サーマルに当たらなかった時に降ろす場所が少ないので、少し余裕を持った高度で離脱して下さい。岩場ではリッジを取りながらサーマルを待ちましょう。
ルートAは白水ゴルフ場と子持山ま中間にある小山(第一尾根)を目指すルートです。
1400m(+900mゲイン)で取り付くことは出来ますが、高度が低いととても小山のサーマルは小さくたちが悪い(荒れている)ので注意が必要です。
サーマルヒットできないときは手前の廃棄物処理場脇、伐採された跡地にエスケープできます。
伐採地に降りてしまうと、林道に沿って約1時間歩くことになります。
林道には鍵がかかっていて車は入れません。
ここからは尾根づたいに子持山山頂を目指します。メインランデイングにもどるには1150m(+650mゲイン)は必要です。

子持山へのアプローチルート
01’10.20 (二人でこんなに違いました)
01’11.11 (二人ともほとんど同じルート)

 
その6(小野子山へ戻る)
 
1300m(+800mゲイン)で320TOへ戻ることができます。
谷渡りが長く途中でグランドサーマルも少ないので、余裕を持って子持山を離脱してください。
最近は「中尾根」の中段にたくさんの伐採地ができここからも活発にサーマルが発生しています。
子持山から戻る時、緊急LDに使える空き地は広くはないが所々にあるので安心 して挑戦できます。
 300TO〜小野子山〜子持山〜小野子山〜子持山〜320TO〜小野子山〜
子持山〜小野子山〜岡崎城ゴルフ場クラブハウス〜LD の直線に換算して約45kmがエリヤレコードです。あなたも挑戦してみて下さい。
 
 

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