平成20年12月23日(火)  小野子  (画像はカシミール3Dを利用しています。)

ここ3日ばかり、季節が1ケ月以上逆戻りしていたためか、風の冷たさが真冬並に感じた。
真っ青な空が広がり雲が無い。
西風が収まり出したところでTOへ移動。

南東の順風がしっかり入っていたが、今日もサーマルの昼休み。
しばらくすると風が無くなってしまい、気長にブローが入るのを待つ。

榛名山上空には西から流れる雲が時々現れた。
11時25分TO、S藤さんも続いてTO。
渋い状況が続き、何とかレベルキープがやっと。

時折上がるサーマルも小さく上げきれない。
「盆栽松」から上がるサーマルを捕まえて上昇開始。
ワンターンが運命の分かれ道、私に遠慮したS藤さんはロスト。

平成20年12月23日(火) 2Dフライトナビゲート 小野子山

スイッチが入らないためか、いつになく怖いと感じる。
少し高度が上がるとサーマルも大きく育ち、ワンサーマルで1,200m(ゲイン700m)
今日も雨乞山を避けて「中尾根」へ一直線に進む。

リフトとシンクの差が大きく、稜線手前でかなり高度を下げた。
シンクの先にはリフトが有ると信じて、山頂下まで進む。

ばっちりサーマルヒット、サーマルが「北尾根」方向流れていた。
1,450m(ゲイン950m)で山頂へ移動、トップアウトまで34分。
雪景色の山々が白く美しい、特に谷川連峰が真っ白く輝いて見えた。

1,520m(ゲイン1000m)で子持山方向へ移動。
二便に乗ったS藤さんも主尾根方向から上がってくる。
途中のシンクが大きく県道を過ぎた当たりで1,000m(ゲイン400m)。

少し高度が足りない、子持前山をあきらめ「中尾根下段」に戻る。
S藤さんも「中尾根」へ移動してた。
「中尾根中段」に勝負をかけた自分は、ここでサーマルに乗り損ね一気に高度を失う。

スーパーシンクに当たり、「ゾウの檻」にも届きそうもない。
ぎりぎり枝稜線を越えることができ、南面のリッジで粘る。
「中尾根下段」の稜線まで上がると、強力サーマルに当たった。

平成20年12月23日(火)  3Dフライトナビゲート 小野子山

1,350m(ゲイン850m)で2度目の山頂トップアウト。
少し遅れてS藤さんもトップアウトです。
指先がジンジンしびれるように冷たいので、LDに戻ろうと移動。

こんな時に限ってバリオの上昇音が鳴りつつける。
ホッカイロを頼りに指先を温めながら高度を稼ぎ、 1,600m(ゲイン1,050m)
子持前山へ向かい移動開始。

途中のシンクが弱く、子持前山上空へ取り付けた。
しかし、バリオは沈下音が鳴るばかり。
仕方ないので、第四尾根方向に探りを入れる。

どこまで行っても上昇音がならない、この高度だとLDにも戻れない。
アウトサイドの覚悟を決めて、なおも東に進むとやっとサーマルヒット。
1,300m(ゲイン800m)まで上がったのでLDに戻ることにする。

平成20年12月23日(火)  断面 フライトナビゲート 小野子山

子持前山を離れたとたんにスーパーシンクにはまりみるみる高度が下がった。
県道上空手前で 800m(ゲイン300m)、サーマルに当たらなければLDには戻れない高度。

お助けサーマルを見つけて周辺をうろうろ、バリオの上昇音が鳴りだした。
丁寧に拾い上げLDに戻れる 950m(ゲイン450m)まで上げて一安心。
西から灰色雲が次第に近づいてくる。

S藤さんもLDしたので、沖を一回りして13時15分LD。
今日はLD覚悟から2度奇跡の復活、1日早いクリスマスプレゼントがもらえた感じ。

最高到達高度 1,600m(ゲイン1,050m)  最長飛行時間 1時間50分

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