平成20年10月19日(日)  小野子  (画像はカシミール3Dを利用しています。)

今日も弱い逆転層が回りを白く煙らせていた。
雨乞山から十二ケ岳の上には積雲の連なりがきれいにできていた。
ミニツアーから帰った面々が久々に集合。

イノシシにTOが荒らされ芝があちらこちら掘り返されている。
頼りになる吹き流しも少しお疲れ気味、次回は交換しなければ。

準備を開始すると今日もブローが一休み。
東よりの風で300TOの風の入りが少し悪い。
K山さにが先頭で飛び出し、難なく上がって行くように見えた。

11時11分2番手でTO。
上がって行くように見えたK山さんでしたが、上空いまいち渋く戻ってきました。
リッジで粘って2機がTO上に戻ると、S藤さん、M谷さんと続いてTO。

平成20年10月19日(日) 2Dフライトナビゲート 小野子山

上昇、下降を繰り返し4機でサーマルを探す。
リフトとシンクの差が大きく、サーマルも逆転層の影響か上がり切りません。
全機強いシンクにはまり、さあ大変。

「盆栽松」の下、最後のお助けサーマルポイントまで一斉に下がる。
皆さん苦しい、このままLDへ向かうのか。
弱いリフトにしがみつく。

TOでこの様子を見ていたI崎さんとビジターの方、なかなか準備を始めません。
S藤さんと私が最初に脱出成功。
+300mで自分はサーマルを途中で捨て、500TOへ移動これが失敗。

S藤さんは上げきってから高い高度で主稜線の上に付きそのままあがって行く。
こちらは東が強かったので、南斜面入ることを躊躇して「ゾウの檻」へ向かう。
東が強く、高度が足りず、「ゾウの檻」上空まで進めません。

TO前に戻り仕切り直し。
F村さんだけ300TO前からのサーマルにうまく乗り、500TOへ移動して行く。
K山さん、M谷さん、自分はまたもや「盆栽松」の下まで下がってしまう。

軽く乗っている自分が10mほど高い場所にいた。
K山さんがかき回してできたサーマルに上から被して、M谷さんと上がり始める。
そのまま回し続けて、流しながら500TOへ移動。

平成20年10月19日(日)  3Dフライトナビゲート 小野子山

M谷さんにおいて行かれ、どんどん高度差が付く。
S藤さんが上げていたので、+700mで「中尾根上段」へ移動。
M谷さんは上げきり雨乞山経由で小野子山へ進んでいる。

少し遅れてK山さんも主稜線から上がってくる。
自分が「中尾根上段」へ付いて上げ始めたときには、S藤さんが小野子山トップアウト。
M谷さんも後につづいていた。

山頂には弱々しいサーマル雲。
上げるのに時間がかかり、トップアウトできた時には雲が消えかけていた。
トップアウトまで43分かかった。

遠くは霞がかかり視程が悪かった。
山頂付近から紅葉も少し進んで赤や黄色に色付き綺麗だった。

I崎さん、ビジターの方も少しTO前で苦しんだ後、一気に上がって行くのが見えた。
M谷さん、S藤さんは県道方向へ。
子持山にもいい雲ができていたが、高度が足りず渡れません。

後続の皆さんも小野子山トップアウトして、LD方向へ戻ろうとしていた。
M谷山は「中尾根先端」で高度を稼ぎ、500TOへ移動しK山さんと合流。

こちらは県道方から「ゾウの檻」に戻ろうとしたが高度が足りず進路を迷う。
K山さん、M谷さんはTO前へ戻ったが、上がらず苦しんでいた。
いつもならTOへ戻るところ2機が苦しんでいたので東ルートを選択する。

平成20年10月19日(日)  断面 フライトナビゲート 小野子山

これが正解、雲の影がトリガーとなりサーマルが立ち上がったか。
パフの雲が次第に成長して、最後は雲底まで上がれた。
+1,100を越えたので、子持前山を狙ってみる。

前山と小野子山の間、県道に沿って吹き抜ける風で20km/h。
ルートを少し南東へずらして進んでみる。
普段なら小野子山山頂で、+1,100mも有れば楽々前山山頂へつける高度。

軽く乗っているので、なかなか進まない。
かといってアクセル2段目を踏む元気は無い。
+800mで前山の東稜線につけた。

LDの風が西に替わったと無線が入った。
無理をせず子持本山をあきらめ、一目山に引き返す。
帰りも、途中県道を越える当たりまで、進みが悪かった。

風向きが微妙なので、どちらでも対応できる高度でLDに戻る。
最後は東の微風で12時47分LD。

最高到達高度 1,670m(ゲイン1,122m) 最長飛行時間 1時間36分

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