エリア訪問の旅
平成20年8月31日(日) 長野県 栂池高原 (画像はカシミール3Dを利用しています。)
昨日夜の気象情報からは絶望的な状況。
明けて8月最後の日曜日、ウェブカメラで各エリアの状況を確認。
なんと栂池は雲一つない青空が広がっていた。
時間が経てば雲ができ雲底が下がることを予想して、目的地を栂池に決定、
鳥井峠までは雲の中、長野方面は青空、上田に近づくにつれ雲が多くなる。
遅めスタートのため高速早朝割引を利用し長野へ。
平成20年8月31日(日) 長野県 栂池高原 2Dフライトナビゲート |
白馬の山並みに沿って雲の帯が連なっていた。
雲底も馬の背トップがやっと見える程度。
ここ数日は寒さが気になる日が続いたが、今日はとても暑くまだまだ夏の気配 。
午後から北が入る予報のためXC申請はせずにTOに上がる。
先発の方が3名TOして馬の背先端で渋く粘っていた。
雲が次第に発達して太陽を隠してしまう、13日を教訓に早めに準備。
11時23分TO、北からの雲と南からの雲がTO上空でにらみ合い。
とりあえず直線でゲレンデ方向へ進んでみる。
TOの一段した当たりでサーマルヒット、弱いながらも半周は上昇音が鳴る。
丁寧に拾ったが+270m位で西奥回りながら雲のできた阿弥陀へ向かう。
バリオは沈下音を鳴らし続けた。
後続の方がゴンドラ線北側でゆっくり上がり始めたので即移動。
平成20年8月31日(日) 長野県 栂池高原 3Dフライトナビゲート |
1,700mで雲底、岩岳にもいい感じの雲が有る。
コルチナにもサーマル雲、迷っているところで校長先生から北がいいよとアドバイス。
迷わず小谷へ移動、サーマルまでが遠く感じる。
白馬乗鞍リフトの先でやっとサーマルヒット、栂池に戻れるか少し不安になる。
雲底に付き、途中で上げ直し栂池に戻る。
馬の背トップで再び雲底に付き、TO奥松川北のクリフに狙いをつけ移動したがサーマルに当たらない。
阿弥陀手前から馬の背へ、だんだん北風がはっきりとしてくる。
地元のジンの方が、低い高度から何度も上げ直し、移動範囲が広かった。
もう一度白馬乗鞍へ移動、前回より一つ先のリフトまで行ってみる。
雲に隠れていた鵯峰トップも見えるようになり雲底が少し上がった。
馬の背に戻り、上げ直している間に少しよくをかきすぎ雲に包まれた。
岩岳の上空に雲が次第にできなくなり始めた。
とりあえず岩岳トップのホテルまで移動してみた。
やはり上がりません、阿弥陀まで戻り上げ直そうとがんばるも上げきれず。
仕方ないのでLDに戻ることにする、運がよければ馬の背へ戻れる高度。
平成20年8月31日(日) 長野県 栂池高原 フライト断面 |
ラッキー、ゲレンデ上空で弱々しくバリオの上昇音が鳴る。
丁寧に拾っていると少しずつ高度が上がる。
ゴンドラ線にいたHさんが下に入ってくると自分だけさっさと上がって行ってしまった。
うまくサーマルを拾えません、TO方向へずらしてやっと調子よく上がり始めた。
小谷方面にはまだサーマル雲が発生していた。
途中でサーマルを乗り継ぎ今度はコルチナの奥のリフトまで行ってみる。
これで今日やってみようと思っていたことがすべてできたのでLDへ戻る。
栂池集落の姫川よりまで出てから14時22分LD。
期待以上のコンディションになり、満腹になるまで栂池を堪能できた一日となる。
最高到達高度 1,940m(ゲイン500m) 飛行時間 2時間59分