平成20年4月29日(火)  小野子  (画像はカシミール3Dを利用しています。)

今年は正月明けから北よりの風が週末ごとに吹き、なかなかホームエリアをフライトできなかった。

早朝は小野子山頂付近雲が発達していたが、時間が経つにつれて雲が減ってきた。
TOに上がってびっくり、2つのTOともイノシシに荒らされ見るも無惨。
芝生がはがれ、ほとんど全面ぼこほごと穴があけられていた。
皆さんで手入れをしてからのフライトに。

風はやや東よりで、春の小野子らしい強烈ブローが吹き流しを揺らす。
今日の先頭はS藤さん、TO前でリッジを取りながら上がって行く。
すかさず、11時04分TO。

平成20年4月29日(火) 2Dフライトナビゲート小野子山

グライダーをなだめている間にS藤さんにおいて行かれた。
500TOに移動して、北東面から稜線上にででいた。
こちらは「ゾウの檻」の前に雲ができかけていたので、別ルートを選択。

ところが、+250mの高度をあっという間に使い切ってもサーマルに当たらない。
TO前に戻ろうとするが、なお沈下が大きくぎりぎり「盆栽松」に戻れた。
ここからも、リフトがなくリッで粘りサーマルを待つ。

S藤さんは「中尾根」に移動したが、サーマルに当たらず引き返してきた。
ここで形勢逆転、荒れたサーマルをうまく乗り継ぎ500TOへ。
主尾根からルート雨乞山は怖いので、+600mで「中尾根」へ移動。

平成20年4月29日(火)  3Dフライトナビゲート 小野子山

後続は東が強くなりしばらく出でこなかった。
山頂付近の雲は南西から流れていた。
中断で雲の下に付くが雲底にはつけない、それでも+980mまで上がった。
山腹には山桜がたくさん咲いてきれいだった。

S藤さんは主尾根から上がり雲底間近まで上げて、「中尾根」方向へ移動してきた。
こちらは南西風を嫌い、山頂は後回しにして子持前山方向へ移動。
途中のサーマルをいくつか拾い、県道の先から前山を狙う。

ここでもうまく雲底につけられず+800m止まり。
子持山にも雲ができていたので、勝負をかければ渡れたかもしれない。
今日も安全策、沖目を回り引き返します。

S藤さんは山頂を取り、戻ってこようとしていた。
こちらも山頂を取らない訳にはいきません。
「ゾウの檻」「中尾根」と戻り高度を稼ぐ、+700m何とか山頂を取れる高度になる。
山頂にはハイカーが2二人、こちらを見て手を振っていた。

平成20年4月29日(火)  フライト断面図 小野子山

今日の山頂は荒れています、南西斜面からのサーマルでびびりまくり。
山頂を2周くらいしてさっさと逃げるように山頂を離れる。

ブレークコードの引きかげんを見ながら、GPSの速度を確認。
いつもの飛び方だと7km/hくらい遅い。
移動中はもう少しリリースしても良さそうだ、でも、怖そう。

沖に出し一回りしてLDに向かう。
すっかり雲が消え快晴、霞が遠くまでかかり視程が悪い。
12時34分LD。

LDはたんぽぽの絨を引き詰めたように黄色一面だった。

最高到達高度 1,485m(ゲイン984m) 最長飛行時間 1時間30分

トップページへ