エリア訪問の旅

平成20年4月6日(日)  茨城県 足尾山 クロスカントリーチャレンジ2008 二日目
(画像はカシミール3Dを利用しています。)

昨日は土浦市内に宿を取り、いつものメンバーK山さん、M谷さん、I崎さんの4人で初日の反省会。
町中はちょうど桜が満開できれいだった。

窓から見える霞ヶ浦から上がる朝日がまぶしい、乾燥し減率もよくピックフライトの予感で朝を迎える。
朝食を取り40分かけNASAへ移動。

昨日は距離が延びず、20%以上が10kmを飛べなかったので記録会は不成立のため、受付にてランチオーダーシステムのくじを引き、26番をゲット。
気合いの入った選手の皆さんは早々にTOへ移動。

大挙して参加の松田グループは、楽しい夜を過ごしたとみえ皆さん殿様出勤。
ブリーフィングと気象説明、飛行方向が指定され、10時15分ゲートオープン。
COOから出だグライダーやフリーフライトの人が上がり出す。

メインは東TO、南はサブで自由TOで記録会が始まる。
20人ほどの行列ができるが、ランチオーダーシステムはスムースに機能して順調に選手がはけて行く。

ゆっくりスタートと決め込み、最後から15人目くらいで11時14分東からTO。次第に本流が南西になりつつあり、私が出た後からは南メインになったようだ。
前に出た人たちとずいぶん間隔が開いてしまい、単独フライトになってしまった。

先行グループは50号を越え仏頂山方向を集団で移動していた。
いい感じの雲、加波山で2,200m松田グループも移動中の無線が入る。

こちらはまだTO前でうろうろ、トップTOは南西で出られないらしい。
あせった訳ではないけれど少しあげて、足尾山猿壁方向へ移動。
稜線突端でサーマルヒット、サーマルで2,100mまで上げ燕へ移動。

燕でハング2機とセンタリング、キープハイでの移動を心に決める。
仏頂山方向を攻めている皆さんは苦しんでいる。
高峰直行ルートを選択、尾根より低いところで回している先行機がいた。
よく見ると2機が高いところにいる。

後を追って北へ進むルートなで、ただひたすらコンパスの北を頼りに進んでみる。
これだけ高度があると楽だとつくづく感じる。
相変わらず仏頂山方向のグループは苦しんでいたが、集団が大きいので皆さん協力して上がりはじた。

私の後を追うように数機が高峰へ移動してくる。
ここでも2,300mまであげる、後続グループから情報提供の無線が入ると、N島さんが高峰ルートがよいと答えていた。
単独フライトは不利と考え、仏頂山方向から上がってくる集団に合流。

上げきっては集団で移動、先行する人が上がり始めるとそこに集合を繰り返しす。
がんばって集団について行こうとするが、いつでも皆さんの高さまで上がれない。
それがよかったのか、自分が先行することなく、ストカーのように後に付く。

日産ディーゼルテストコース、ツインリンク茂木と順調に距離を伸ばすことができた。
通称男コースの先に集団がいくつかできていた。
一緒に移動してきた集団も男コースを選択した。

足が痛く長距離歩行ができないので、回収を考え一人孤独に那珂川ルートに向かう。
集団とは別に1機でやってきた青オメガの人と合流。
ここでの上がりが今日一番、2,700mまで上がった。

オメガの人はここから男ルートに戻っていったようだった。
あちらこちらにぽつぽつとグライダーやハングが飛んでいた。
烏山エリアからもTOしているのが確認できた。

男ルートで途中で上がらなかった人たちが次々に烏山TO前に集まってくる。
少し高度に余裕が有ったのでTOの北側へいってみる。
たくさんの人が烏山から馬頭周辺で降りているらしく、無線で次々LD報告が飛び込んでくる。

クリフから上がる弱いサーマルに乗り回し始めると、少し離れたところでN島さんもセンタリング。
2機が次第に近づき一気に上がり始めた。

男ルートをひた走る先行集団が二つ、着陸しそうなグループが手前に、奥のグループはかなり高かった。
N川さんは88kmを飛んでいてなお北上中と無線がはいる。
こちらはまだ50km付近、ずいぶんと離されていた。

生き残ったN島さん、I崎さん、S口さん、ほか2機で上げていくと南に流される。
3機は男ルート、3機は那珂川に沿うルートに分かれた。
先行機が低いところから上がり始まったのでそちらへ移動。

ここで、単独フライトになってしまう。
その先をみると二本の高圧線の先で4機がゆっくり上がってくる。
4機方向に少しずらすとこちらも上がり始め1,900m。
下の煙は北と南がせめぎ合っていた。

4機と合流して高度を稼ぐ、ここでも一番低く離脱。
山際からオメガが一機しぶとく上げていた。
4機は那珂川に沿って北上していく、こちらはオメガのいる山際へシフト。

高度がある分サーマルを簡単に拾え、2,000mまで上がる。
N島さん、I崎さんは一足早く福島に入ったらしく、なお北上中の無線が入る。
16時をすぎている、後少しでサーマルタイムも終了。

回収を考え国道に沿って北上、前には2機オレンジの機体が雲に付くこうとしていた。
同じ場所に到達したが、残念時すでに遅くサーマル雲は消えてしまった。
北東の八溝山にはきれいなサーマル雲ができていた。

降ろす場所は白川関所方向にたくさん確認できたが、国道沿いになおも北上。八溝山の雲に向かうのが正解だったような気がして悔いが残る。

地上の風は北東から煙、LD場所をいくつか決める。
思いのほか沈下が少なく距離がの延びた。
グライダーを汚さず畳めそうな場所を見つけて16時45分LD。

LDすると近所の人が珍しそうに何人も集まってきた。
本部にLD報告をすませグライダーをたたんでいるともう一機が降りてくる。
その後も3機が上空を通過して北上していった。

親切な方に新白河駅まで送ってもらうと、すでに6人が集まっていた。
回収車到着まで時間があったので、白川名物と教えてもらったラーメンを皆さんでいたたく。

新幹線でN島さん、I崎さんと小山まで帰り、M谷さんに拾ってもらいNASAへ21時15分戻る。
回収車を待っても30分くらい遅くなっただけだった。
ログを提出して帰路に付く、自宅到着午前2時そのまま就寝。

最高到達高度 2,720m(ゲイン2,300m) 飛行時間 5時間31分

使用グライダー:ストラトス−7 22

XC飛行距離:91.7km   着陸場所:福島県白河市石阿弥陀

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