エリア訪問の旅
平成19年6月3日(日) 長野県 栂池エリア (画像はカシミール3Dを利用しています。)
JPA日本グランプリ2日目です。
宿舎で朝食を取り、7時クラブハウスにスタッフ集合。
昨日はずした、のぼりばたの取り付けから作業開始。
今日のTOはいつも「のはんの木」TOを使用する。
ダンプに資機材を積みTOへ移動。
しっかりしたアゲンストが吹き流しを揺らしていた。
TO回りのフラッグ、タスクボートなどの準備を完了。
早い選手が次々にTOにやってくる。
8時過ぎというのに馬の背にはサーマル雲がいくつもできていた。
平成19年6月3(日) 長野県 栂池 2Dフライトナビゲート |
昨日飛べなかったスタッフ、フリーフライの方から順次TOする。
最初に出たY沢さんをはじめ皆さんがソアリングしている。
もうダミーはいらない状態だった。
スタッフは作業に戻るため涙のLDになってしまう。
8時50分ダミー全員準備、最初2機を出した。
先頭F井さん、2番手私の順で9時08分TO。
今日もゴンドラ沿いを飛んだ私の方が楽に上がることができた。
馬の背リフト小屋までは簡単に上がったが、それ以上はどうにも上がらない。
F井さんが少し上げてTO南に移動したので後を追う。
F井さんは阿弥陀方向を探りに行った。
同じルートを行っても意味がないので、少し高度を稼いで馬の背へ戻る。
リッジを拾って粘りやっと抜けられるサーマルをヒット。
「栂の森」TOの吹き流しが弱々しく正面からの風ではらんでいた。
鵯峰に移動して高度を稼ぐ、1900mで雲底到達。
後続ダミーが続いてTO。
平成19年6月3日(日) 長野県 栂池 3Dフライトナビゲート |
タスクが発表された。
10時ゲートオープン、10時45分スタート。
TO−小谷TO−阿弥陀−小谷TO−阿弥陀−若栗−佐野坂アンテナ−栂池LD
若栗で上げられず戻ると、ゴンドラ線の一番下だった。
リッジを拾い何とか生き延びようとがん張るが・・・。
本日ダミーのお仕事終了と思い、少し高くゴンドラ中間駅を経由してLDに向かう。
途中で弱々しくバリオの上昇音が響き出した。
とりあえず回すとゆっくりと上昇し出した。
根性入れ直しです、私だけ降りる訳にはいきません。
やっとの思いで馬の背に戻れる高度まで回復。
丁度10時、選手の皆さんが一斉にやってくる。
苦しい時にゲートが空いてしまった。
選手は沢沿いで回してなかなか馬の背に来なかった。
一人の間に高度を稼ぐつもりなのに、こぼれた選手が押し寄せて来る。
2日目ゴールした栂池から参加の3人 | 表彰式にて |
邪魔をしないようにガーグルに混ぜてもらう。
先頭グループは鵯峰上空でガーグルを作っていた。
やっと馬の背をトップアウト。
その間にS木さん、S本さん、F井さんは岩岳上空で雲底に付こうとしていた。
今日は、昨日と作戦を変えて選手と同じタスクをこなせるまで行うことにする。
たいてい孤独に飛んでいるので、たくさんのグライダーと飛ぶのは疲れます。
選手優先でおとなしく飛びました。
集団が3つに分かれ高度を稼いでいた。
シリンダーの設定をしていないので、皆さんの引き返したところまで行く事になった。
10時45分前ゲームが動き出す。
3つの集団が一斉に小谷TOシリンダーに入っていく。
壮観の一言だ、たぶん3機だけが直接阿弥陀を取るルートを選択。
他の選手は鵯峰か馬の背トップを経由したルートだった。
先頭集団の動きが速い、見る見る他の選手との差が開いて行くのがわかる。
私も阿弥陀を取り小谷TOを取った。
次のパイロンでミスをした、てっきり岩岳が次ぎと勘違いして時間ロス。
阿弥陀ならとっくに取れていたのに、もう一度上げ直して岩岳へ。
戻って若栗へ行こうとしているところで、先頭選手集団が佐野坂アンテナを取った。
スタッフの帰着時間が早くなり降りることに。
S本さん、F井さんも五竜から栂池に戻るようだった。
翼を折り沖を回って12時20分LD
最高到達高度 2282m(857m) 飛行時間 3時間12分
平成19年6月3日(日) 長野県 栂池 フライト断面 |
ダミーが降りでしばらくすると先頭が見えてきた。
今日も最初のゴールは只野選手だった。
これで完全優勝。
T賀さんが昨日の雪辱で11番目にゴール。
期待のK山さん途中ではまり、なかなか帰ってこない。
先頭から約1時間遅れたがゴール、総合順位では昨日の10位から5つ下がって15位で大会を終了。
その後、表彰式が盛大に行われ、総合上位3人と女子1によるシャンパンシャワー。
最後にスポンサーから提供された賞品を順位順に選び、辞退者を含めて62位までにグッズが行き渡った。
その後盛大なスタッフの慰労会を校長が開催してくれた。
皆さんお疲れ様でした。