平成18年11月25日(土)  小野子  (画像はカシミール3Dを利用しています。)

放射冷却の影響が強く前橋方面には紫色の逆転層が見渡す限りべったり。
360度一つも雲がない青空が広がっていた。
小野子山の紅葉もそろそろ終わりが近づき500TO当たりまで落葉が進んでいる。

TOには暖かいブローがしっかり入っていたので、ステイはできると踏んで10時54分先頭でTO。
困った、バリオの音が鳴らない、電源を入れ直したり、キーを操作したりしたが復活しない。
しばらく上がらないのでトップランして再度調整しようかと考えた。

2番手M谷さんTO、M谷さんは積極的に沖目でサーマルを探す。
M谷さんの見つけたサーマルに入るとすんなり上がり始めたのでトップランをあきらめフライトを続行する。

平成18年11月25日(土) 2Dフライトナビゲート
赤:I崎 黄:M谷 青:N村

700m(ゲイン+200m)途中でサーマルを捨て、先にM谷さんが500TOへ渡って行く。
こちらはそのままま高度を稼ぎ様子見と決め込む。
M谷さんは東面から南面に入ったりしていたが少し苦しんでいるように見えた。

そこで、私は主稜線にそって直接雨乞山へ移動する作戦にした。
サーマルに当たり1100m(ゲイン+600m)、雨乞山のサーマルは嫌いなのでさっさと「中尾根中段」へ移動する。

ここでも狙い通りサーマルヒット、バリオの音が鳴らないので調子が悪い。
いつも音を頼りに飛んでいる事を実感する。
風切り音がいつになく大きく聞こえたのは気のせいか。

稜線に沿って移動して、山頂トップアウトまで22分。
皆さんも上がり始め山頂方向へと移動してくる。
とりあえず県道方向に進んでみたがサーマルから出ると沈下が早い。

I崎さんが500TO南面で上げ始めていたので、「ゾウの檻」の先から主尾根にもどる。
S藤さんは「ゾウの檻」の手前で一気に上げて山頂を直接トップアウト。
M谷さんは「中尾根上段」に付いて山頂を狙っていた。

2機で回していると、いつもの私と反対にI崎さんがサーマルを捨て山頂方向へ移動して行った。
こちらは上げられるだけ上げて後を追う、ここでGPSの電源が落ちた。

「デント」の東面に入ったI崎さんは上がらず「中尾根中段」へ移動した。
M谷さんはトップアウトに後少し高度が足りずに山頂下でがんばっていました。

高度に余裕があるうちに「中尾根中段」へ移動、時間の経過とともに上がらなくなった。
I崎さん、M谷さんと合流して山頂を3人で狙う。
小さいサーマルをうまく捕まえて2機は山頂トップアウトできたが、私はぎりぎり取れない。

平成18年11月25日(土) 3Dフライトナビゲート


遠く雲海の中に富士山が見えるとI崎さんが無線で教えてくれた。
長く小野子をフライトしているがこれまで全く気が付かなかった。

「ゾウの檻」まで出してから500TOへ戻り、雨乞山当たりをしばらくフライト。
今年も羽裏の白い猛禽が現れて一緒に遊んでくれた。
指先が寒さでしびれてくる。

2時間飛んだのでLD方向へ戻るとき、遅れて登場のS木さんがTO。
I崎さん、M谷さんと4機でしばらくTO前でフライト。
先に2機がLD、外の皆さんもすでにLDしていたので20分ほどS木さんとフライト。

500TOから「ゾウの檻」を回って13時16分LD。
日光白根、武尊山、谷川岳、三国連山もすっかり雪化粧をして美しい景色を堪能できた。
しかし、今日も写真は撮れない。

最高到達高度 1420m(ゲイン990m)  最長飛行時間 2時間22分


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