平成17年11月13日(日) 小野子  (画像はカシミール3Dを使用して作成しています。)

木枯らし一番が吹き荒れた昨日とはうってかわった穏やかな日になりました。
日差しはたっぷり有るけれど、逆転層がしっかり。
西風がなかなか弱くならない。

とりあえずTOに上がると320TOは弱いフォロー、300TOは南西からのブローがしっかり入っていた。

あちらこちらに立ち上がるたき火の煙が風向きを教えてくれた。
次第に西風も落ち、煙が立ち始めたところで準備開始。

12時09分先頭でTO。
風が南東に変わって、さっきまでの強いブローがやんでしまう。
一発勝負をためらったことがくやまれた。

バリオは沈下音をけたたましく鳴らしている。
どこへ行っても沈下音のみが鳴り響く。
今日はこれで終わりか。

2005年11月13日(日) 2Dフライトナビゲート

山際を離れLD手前まで来たところでやっとバリオの上昇音を聞くことができた。
半周落ち、半周上がってを繰り返して、丁寧に回し続けてTO+50mまで戻す。
これまでにあんなに低い場所から上げ返したのを覚えていない。

これを見て後続セラークS藤さん、エクスレイO島さんもTO。
みんなで何とか粘る、がグライダー性能の違いが大きく、優しい2機はLDへ向かう。

逆転層がきつく、トップで+100m、生き残るのがやっとの状態が1時間10分ほど続いた。
途中320TOにカモシカの親子4頭が仲良く顔を出した。
写真を撮りたいが、大変渋いので飛びに専念する。

つらい1時間を耐えきり、お助けサーマルをヒットして+150m、ここで思い切り500TO方向へ移動する。
少し移動すると林道脇駐車場からのサーマルに当たり+250m。

太陽が西に傾き始めていたので、南面を狙う。
狙い通りマイルドなサーマルが有りました。
昔のように500TOから出れば簡単にゲインできていたことでしょう。

2005年11月13日(日) 3Dフライトナビゲート 

少しずらしながら1サーマルで+750m、ここからのルート選択に迷う。
雨乞山は怖い思いが先行し、気後れして今日も中尾根へ逃げた。

途中のシンクがきつく高度を失い、中尾根上段の南面に入ったがサーマルが見つからない。
次第に高度が落ち、下段まで下がったところで弱い変な形のサーマルヒット。
デントまで戻れる高度まで上げ返し、西面を狙いデントの手前へ移動。

雨乞山から上の紅葉はすでに盛りを過ぎ、落葉が目立っていた。
今日は全体的に視程が悪く、草津白根山、三国連山、谷川岳、武尊山などの山々の雪化粧も霞んで見えていた。

尾根の西面からのサーマルを捕まえ、ゆっくりと高度を稼ぎ山頂方向へ流す。
山頂には紅葉を楽しむ登山者がたくさんいた。
小野子山トップアウトまで1時間35分、TO前で粘った甲斐がありました。

+800mまで上げ、帰路は行きにさけた雨乞山に行って見た。
サーマルも無く、穏やかなのにあまり気持ちのいい場所ではない。
後続の邪魔をしないよう、素直にLDへ向かい、14時12分LD。

一日渋かったためか、右旋回が多く右肘が少し痛くなった。

最高到達高度 1300m(ゲイン800m) 最長飛行時間 2時間03分


トップページへ