死神をみた
2011.04.10.
室内に立ちこめたスモークが徐々に薄くなり、照明に照らされる彼の姿とその周囲がようやく視認出来るようになる。私と寸分違わぬ装具を身につけていながら、私とは決定的に全てが違う男。その立ち姿を見た時、私は思ったのだ。この世に神は居る。神は確かに存在する。
“ハンク”
――確かに彼は死神だった。
- Fin -
2011.04.10.
室内に立ちこめたスモークが徐々に薄くなり、照明に照らされる彼の姿とその周囲がようやく視認出来るようになる。私と寸分違わぬ装具を身につけていながら、私とは決定的に全てが違う男。その立ち姿を見た時、私は思ったのだ。この世に神は居る。神は確かに存在する。
“ハンク”
――確かに彼は死神だった。
- Fin -
初出はいつだったんだろうなぁ。相当前だと思うのですが。ネタ帳の走り書きをそのまま転記した、という代物なのは間違いない。でも結構お気に入りです。ハンクを書きたくて、でも主人公にして書くには難しくて、ならいっそ同じチームで出撃していった傭兵視点でなんか書けばいいんじゃん!……って血迷った末の暴挙だったと記憶しております。
こちらもかなりの期間拍手の中に居座っていました。
(2011.05.26.追記)
見つけた! 初出は 2006.06.21. の日記でした。