JUNK : 03

Mercenary Soldier

2004.11.13.

 叩きつける様に背を壁にあずけた。
 その衝撃で、身につけた装備が派手な音を立てる。
 ギリギリと痛む肺いっぱいに空気を吸い込んだ。
 吸って、吐いて。吸って、吐いて。
 落ち着いて、乱れていた呼吸が整うにつれ、ある思いが体中を満たしていくのを感じた。
 口元が大きく歪む。

 生きてる。

 今にも笑い出しそうだった。
 俺は生きている。まだ、生きてるぞ。
 今回もまた、奴らから逃げてやった。ちょっと危なかったが、このラウンドは俺の勝ち。



- Fin -





memo

 日記→拍手。書いたのはこの日付よりももっと前、だったはず……。