議会活動

老人福祉について

 

布施は平成9年に発覚した市内老人ホームでの寄付強要事件の真相解明に議会内外で全力を挙げて取り組んできました。

平成11年には、司法当局の捜査により元理事長、元施設長が準詐欺罪で有罪確定となりました。そして、問題の社会福祉法人の理事は総入れ替えとなり、運営も正常化しました。

また、布施は「被害者を支援する会」のメンバーとして真相解明と被害回復に取り組んできましたが、被害者の方々が提訴していた遺言状無効確認の民事訴訟においても新理事が無効を認め、騙し取られた被害者の財産も戻りました。

議会における一連の調査や高齢政策課の調査により、問題の社会福祉法人に対する市当局のずさんな指導と補助金支出が明らかになり、住民訴訟も提起されていました。布施は以下の陳述書を裁判所に提出し、原告住民に協力しました。平成14年5月、前橋地裁は補助金の違法性を認め、前市長、元理事長らに返還命令を出しました。

 

陳述書

前橋地方裁判所民事部 御中

沼田市議会議員 布施辰二郎  

私は平成7年4月から沼田市議会議員を務めております。平成9年12月11日の決算審査特別委員会における審議状況について知っていることを以下の通り述べます。 当日は、平成8年度の沼光会に対する補助金についての質疑が行われました。質疑の中で真下議員が沼田市社会福祉法人の助成に関する条例に基づく財産目録、貸借対照表など必要な書類が提出されていないのであるから、条例違反ではないかとの趣旨の質問をしたところ、市長・助役及び担当部課長は回答に窮し、4度にわたり議事が中断されました。何度目の中断の時かは覚えていませんが、条例違反を指摘してきた、真下議員、角田議員、私の3名の議員が下田助役に真下議員の控え室に呼ばれ以下のような説明を受けました。 「沼光会に対しては、要綱で補助金支給をしてきた。条例は恵保育園が出来たときに制定したもので、老人ホームに対しても条例を適用することは思いつかなかった。条例を見逃していた。腹を切らなければならないことも覚悟しているので、議会でこれ以上追求しないで欲しい。」 私は市長・助役は控え室ではなく議会の場できちんと非を認めるべきであると考えていたので、再開後にも条例に関して再度質問しましたが再開後は違反を認める発言はされませんでした。 以上間違いありません。

平成13年6月4日 沼田市西倉内町668-10

布施辰二郎


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沼田市西倉内町668-10

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