挨拶に代えて

議長新任に際して

平成21年5月11日に開催されました沼田市議会臨時会におきまして、私、布施辰二郎は議員各位のご推挙をいただき議長の要職に就くこととなりました。

もとより浅学非才、凡人ではございますけれども、新たな気持ちで市民福祉の向上、そして議会の活性化に向けても様々な面で一生懸命取り組んでまいる所存でございます。

市民の皆様におかれましては、どうか、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 

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思いやりの政治

【農家生まれの布施は、春、草木の芽が出る時や、秋の取り入れ時は、どうしても自分で何か体験したくなります。昨秋、コンバイン(刈り取りと脱穀を同時に行う機械)に乗せて頂いたのは、初めての経験でありました。(10月3日市内の農家の田んぼにて)】

私は故郷の自然を守り、父母を大事にして、子供や若者、高齢者の皆様迄が生き生きと安心して暮らせる街にしていかなければならないと思っております。「思いやりの政治」を今後もしっかりつらぬく覚悟であります。

ごあいさつ

皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。又、日頃賜りました御指導、ご鞭撻に心から感謝し、今後も変わらぬご厚誼の程お願い申し上げます。

さて、沼田市も合併いたしまして新しい船出をしました。新市は人口約5万5千人で面積は約443.4kuと広くなり旧沼田市の約3.3倍です。今後のまちづくりはスケールメリットを生かした事業も必要になってくると思います。

観光面でも白沢町や利根町には旧沼田市にはないすばらしい観光地が多くあります。例えば、白沢町には栗生ダムや石割桜、利根町には吹割の滝や老神温泉、皇海山などがあり、観光地の重要性について17年3月議会でみきお市長は私の観光行政についての質問に対し、白沢町や利根町にある豊富な観光資源を広くPRするため新年度において、総合観光パンフレットの作成を予定していると答弁をしております。合併をしたこれからが新しいまちづくりの始まりであります。椎坂トンネル開通など、新市の道路網の整備や合併に伴う国の財政支援措置の一つである合併特例債(約150億)の有効利活用など、課題は山積みしております。特例債とは充当率95%でその元利償還金の70%が後年度交付税に参入される合併年度とそれ以降の10年度に限って発行される起債です。然し乍ら33.5%の自己負担を伴うのも事実であります。新沼田市では平成18年度から策定される第5次総合計画の中で特例債の有効利活用が計られることになります。他にも中心市街地再開発やゴミの最終処分場の整備など重要課題に取り組むことになると思います。

 

布施の政策

合併後の市内融合の推進

2005年度の一般会計は、総額226億余、実質0.5%増で、旧沼田市から5年ぶりにプラスになりましたが、合併に伴う特例債の計上を見送った反面、約32億円の財政調整基金から29億円を取り崩して当初予算案に繰り入れています。私は、合併に伴い旧村部の予算措置が減ることなどないよう、早い段階で特例債を適正に使い、地域の皆様に安心していただけるようにすべきと考えております。

街なか再生事業の見直し

13年もの長期間にわたり再生事業を実施するのではなく、短期間に集中して再生事業を進め、一刻も早く本町を商店街として機能させることが大切と考えます。1万7千を超える反対署名があった滝坂エレベーターにつきましては、市民合意が得られるまで建設は凍結となりました。

沼田公園長期整備計画の見直し

多くの市民が必要性や進め方に疑問を抱いている二重櫓建設計画は見直しをすべきであります。

市内バス路線の見直し

私は、市民の要望を聞きながら、路線バス、スクールバス、福祉バス、観光バスetcを出来るだけ統合化して効率的な運用をすることが大切であると考えます。今後も研究を進め、効率的で多くの市民の利便になるようなバス路線の実現に取り組みます。


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沼田市西倉内町668-10

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