■ぎゃぁぁぁ!イモムシだ〜っ! | |
食欲旺盛で見た目も気持ち悪〜いハーブの大敵! 憎きイモムシたち撲滅を目指す虫ぎらいガーデナーの奮戦。 |
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ガーデニングに興味はあっても、虫が苦手だからちょっと…、なんておっしゃる方はいらっしゃいませんか? 私の友人の中にもそれが理由で草花を育てられないという人がいます。こうして庭にたくさんのハーブや草花を育てている私だって、けっして「虫なんてへっちゃらよ!」というわけではありません。現に今朝も、花壇の縁の雑草を抜こうとかがみ込んだとたん、ねぐらに帰りそびれた大きなヨトウムシと遭遇して、思わず「ぎゃ〜〜っ!」と叫び声をあげてしまいました。それでもちゃんと退治はしますが、こういう虫は、何度出会っても気持ち悪くて、見慣れて平気になるということはありません…。でも、とにかく叫ぼうが喚こうが、その後落ち着いて気を取り直し、それなりの方法で対処すればいいのです。 私の庭を長い期間にわたって一番荒らすのは、ヨトウムシをはじめとした蛾の幼虫です。これはもう捕殺という手しかありません。雑食性のうえ食欲が旺盛で、放っておくとハーブなどあっという間に食べ尽くされてしまいます。たくさん食べて、たくさんフンをして、見る見る大きくなっていきますので、見かけたら絶対に逃してはいけません。まだ小さいうちは、昼間も葉裏などに潜んでいますので、軽く株を揺すったりして地面に落ちたところを退治します。このぐらいのうちは踏みつぶしても何の感触もないので私でも平気です。やっかいなのは、すっかり大きく育って夜行性になった老齢幼虫。囓られた葉とフンを目印にその根元を掘ってみると見つかることもありますが、やはり一番いいのは、夜懐中電灯を片手に見つけることです。この場合も、昼間のうちに被害株を確かめておくと見つけやすいようです。 さて、肝心のその捕殺の方法ですが、丸まると太ったイモムシは、その感触がわかるような方法で捕まえたり潰したりなんて、絶対にしたくありませんよね。まず私は、別に素手でさわるわけではなくても虫と戦うときは必ず軍手をします。手袋をしているというだけで、少しは気分が落ち着きます。それから割り箸で挟んで捕まえます。くるっと体を丸めてしまったり、必死で葉にしがみついたり、結構手こずらされる敵にも、これなら大丈夫。そして、うっかり見逃して大きく大きく育ってしまった極めて不気味なものは、ゴミなどを挟む大きなトングを使います。できればなるべく自分の手から離れたところで捕まえたいので…。大きく育ったものは、それなりに捕まえやすいので、これで十分。あらかじめ台所用洗剤を少し入れた紙コップを用意しておき、捕まえた虫はこの中へ。あとはそのまま一晩外に置いておき、翌朝紙コップごと袋などに入れてゴミとして処分します。 虫が苦手、なんて言わないで、こんな私でも何とか頑張っているのですから、是非挑戦してみて下さい。草花に愛情が沸いてくると、その大敵である虫と戦う勇気も出てくるものだと思います。 |
■憤慨! ネコのフン害!! | |
遊びに来てもいいけれど、臭〜い置き土産は置いていかないで! 素知らぬ顔で去ってゆくアナタのフンを、今日も専用シャベル片手に始末するこの不条理…。 |
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またどこかにある! 朝、窓を開けると漂ってくるこの何とも不快な匂いは、ハーブや花々の芳香をいともたやすく駆逐し、私を重〜い気分にします。そうです、その正体は猫のフン。我が家の周辺に出没する猫の数は半端ではありません。縄張りを示すためか、単に生理的欲求を満たすためだけなのか、とにかくあちこちフンのし放題。土さえ見えればトイレにしてしまう彼らの不作法には、本当に閉口してしまいます。苗や球根の植え付けに掘り起こしておいたところなどは、ちょっと目を離したすきにねらわれます。種まきを済ませたばかりのプランターが、翌朝にはぐちゃぐちゃに荒らされた挙げ句に臭〜い置き土産、なんていうこともありました。隣家では、芝生の上にフンやおしっこをされて、あちこちボコボコ穴だらけになっています。お子さん用の砂場を駄目にされたというお宅もあります。 さて、日々こんな思いをしているこの近所では、「最近猫の被害はどう?」というのが専ら日常の挨拶代わりになっています。どのお宅も、猫が近寄らないという薬を試してみたり、塀の上に有刺鉄線を張ったりと、それはそれは苦労しています。私も、猫を遠ざける薬を試してはみたものの、あまり効果はありませんでした。薬を置いた場所には確かに寄りつかなくなりますが、庭中に置くというのは大変なことです。濡れると効果がなくなるので、雨や水やりの影響を受ける庭には、常時セットしておくこともできません。それに私は、その薬の匂いが人間に与える不快感の方が気になりました。他にも、光るものが嫌いだと聞けばアルミホイルで手製の猫よけを作ったり、ビー玉の目が光る猫のオブジェを買って置いてみたり、濡れるのが嫌いなはずだからと一日中庭に水を撒いておいたり、ありとあらゆる方法を試してみました。残念なことにどれひとつとして効果はありませんでしたが・・・ 結局今でも猫のフン害には悩まされていますが、土の露出しているところは目の細かい金網で覆っておいたり、短い木の枝を15センチくらい出してブツブツと差しておくという方法で、ずいぶん被害は減りました。種まきしたプランターも同様に網をかけておきます。また、有刺鉄線を張る場合も、伸ばして張るより少しぐるぐるとまとめて留めるほうが効果があります。いずれにしても庭の見栄えは悪くなりますが、背に腹は代えられない、といったところでしょうか。また、フンをされてしまった場合、ただ始末しただけでは彼らには嗅ぎ分けられる匂いが残りその後も同じ場所でするようになります。匂いをカムフラージュするためには、クレゾール石鹸液を撒いておくと良いようです。 緑の草の間にのんびりと寝そべってひなたぼっこしている猫の姿は、ちょっと絵になるし、決して悪いものではありません。私だって「庭に入ってはダメ!」と、一方的に彼らを排除しようとしているわけではないのです。ただ、庭を荒らし草花を枯らすフンやおしっこの被害を、何とか防ぎたいと思っているだけなのです。猫を愛する方の中には、この章を読んであるいは不愉快に感じられた方もいらっしゃるかもしれません。もしそんな場合は、どうかお許し下さいませ。 |
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